日産の歴代軽自動車をご紹介! デイズとルークスの違いについても解説 (2/2ページ)

■デイズ&ルークス徹底比較

 先程、お伝えしたように現在発売しているデイズとルークスは日産主導で開発された軽自動車です。現行デイズは2019年3月、ルークスは2020年2月にデビュー。それぞれどのようなクルマかを比較していきましょう。

・成り立ち

 KMKVが商品開発を行い2013年に初めて市場に投入されたのが初代デイズ。eKワゴンとの兄弟車ですが、外観やグレード、オーテック版の設定など従来のOEM車とは大きく異なっていました。2019年のフルモデルチェンジにより現行モデルが登場しています。

 ルークスは初代が2009年にデビュー。初代はスズキ・パレットのOEM車でした。2013年にKMKV開発によるデイズルークスにフルモデルチェンジ。こちらも三菱eKスペースの兄弟車でした。2020年のフルモデルチェンジで車名をルークスに戻し、現在まで販売されています。

・ボディタイプ

 両車はともに室内スペースの広さを重視した軽自動車ですが、デイズは軽トールワゴン。ルークスは軽スーパーハイトワゴンと区分けされます。

 ちょっとわかりにくいですが、ライバル車となるのがデイズはスズキ・ワゴンRやダイハツ・ムーヴ、ルークスはホンダN-BOXやダイハツ・タントとなります。

・室内空間

 ともに広大な室内空間を有した軽自動車ですが、それでも違いはあります。まず、室内空間のスペックから。

 デイズは室内長2065mm×室内幅1340mm×室内高1270mm。一方、ルークスは室内長2200mm×室内幅1335mm×室内高1390mm。スペック的にはルークスのほうが長く高いのが特徴で、その分、シート高も高めに設置されています。

 デイズの後席はライバル車たちに比べてとくに足元の広さが特徴。ルークスはリヤスライド量が320mmとクラストップの性能を誇ります。

 また、ラゲッジの奥行きもルークスがデイズを上回り、リヤシートを通常の位置にしていてもかなりの広さを確保。ただし、デイズもリヤシートを一番前までスライドすれば特大サイズのスーツケースを積載可能なほどのスペースを有しています。

・パワーユニット

 デイズに用意されているのは最高出力52馬力を発揮するBR06型、スマートシンプルハイブリッドのBR06-SM21型、最高出力64psを発揮するインタークーラー付きターボ(スマートシンプルハイブリッド)のBR06-SM21の3タイプを用意。

 ルークスはスマートシンプルハイブリッドのBR06-SM21型とインタークーラー付きターボのBR06-SM21の2タイプとなり、ノンターボのBR06型は搭載されません。

 BR06エンジンはルノー/日産アライアンスグループの直3BR08型をベースに排気量を659ccまでボアダウン。スマートシンプルハイブリッド仕様はセレナに採用されているSハイブリッドとは違いふたつの鉛バッテリーのひとつをリチウムイオンバッテリーに変更した進化版となります。

・グレード&装備

 デイズのグレードは標準ボディ、カスタム仕様のハイウェイスター、ファンシーなカラーを身にまとうボレロと大きく3つに分けることが出来ます。標準ボディはNAエンジンを搭載するS、X、ハイウェイスターはスマートシンプルハイブリッドを搭載するXとターボエンジンを搭載するGターボを基準に多彩なグレードを用意。ボレロはNAエンジンを搭載する1グレードとなります。

 ルークスのグレードはデイズよりシンプルな構成です。標準ボディはスマートシンプルハイブリッドを搭載するSとX、ハイウェイスターはXとGターボをベースに多彩なグレードを設定。またフロントグリルやホイールなど専用パーツを装着したオーテックも用意されています。

 ルークスはアイドリングストップ、バッテリーアシスト、エマージェンシーストップシグナル、ヒルスタートアシストなどが標準装備となるなど細かい装備の違いはありますが、プロパイロット、インテリジェント アラウンドビューモニター、SOSコール、インテリジェントFCWなどの安全装備は両車とも限定されたグレードとなりますが装着が可能です。

■プロパイロットに続く目玉は軽EV

 近年、軽自動車市場ではホンダN-BOXが圧倒的な人気を集め、6月も1万7479台を売上げて販売ランキングの1位を確保しています。

 スズキ・スペーシア、ダイハツ・タントなどのスーパーハイトワゴンがそれに続くなか、ルークスは4859台の9位、デイズは3190台の11位につけました。

 スズキやダイハツはもちろん、ホンダにも販売面で劣っていますが、ルークスは前年累計比209.9%と健闘しているとも言えます。

 激しい販売競争が続く軽自動車界においては他社も安全装備の充実に力を入れており、日産もプロパイロットに続く目玉がほしいところ。

 その目玉が軽自動車の電動化になるようです。7月28日に行われた2021年度第1四半期決算説明会で代表執行役社長兼CEO 内田誠氏が軽自動車EVを2022年初頭に国内販売すると発表しました。

 三菱との関係もあるのでしょうが、軽EVをはじめ今後、どのような軽自動車を投入してくるか日産の展開に注目しましょう。


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