「車両火災」「ホイール脱落」「エンジン焼き付き」などが毎日のように発生! じつは他人事じゃないクルマの「重大トラブル」の数々 (2/2ページ)

オーバーホールが必要になることも!

●エンジンの焼き付き

 オイル管理が悪いために、エンジンのメタルが焼き付き、動けなくなる例もある。

 オイルはメーカー指定の交換時期を守り、品質のいいものを規定量入れること。どこかから漏れていることもあるので、量も定期的に交換すること。

●タイミングベルトの切れ・タイミングベルトテンショナーベアリングの焼き付き

 タイミングベルトが切れると、バルブとピストンがヒットして、大がかりなオーバーホールが必要になることもある。また、ベルトは無事でもタイミングベルトテンショナーベアリングが劣化し、焼き付くこともある。最近ではむしろ後者のほうが多いかもしれない。

 一応、10万kmごとの交換が目安だが、タイミングベルト付近から異音が出ているときは、早めの点検が必要だ。

●オートマチックミッションのトラブル

 2020年度のJAFロードサービス 主な出動理由を見ると、高速道路の年間8位に、オートマチックミッションの故障が入っている。

 ATが変速しないなどのトラブルは、AT本体の故障もあれば、ECU側の問題も考えられる。

 OBD(車載式故障診断装置)を使った診断や、ATフルードの点検、交換などで対策したい。

●ドライブシャフトが折れる

 頻度は高いとはいえないが、ドライブシャフトが折れて動けなくなることもある。

 駆動系からの異音、あるいは「カタカタ」といった振動が出ている場合は、ドライブシャフトが歪んでいる可能性があるので、放置せず修理工場に持ち込んで、細かく点検してもらおう。

●その他

 マフラーの脱落や、ラジエターの樹脂部の破裂、ホース類の抜け、クラッチ機構(ロッド、ワイヤー含む)、スターターやオルタネーターの故障なども、走行不能になるトラブル。

 最低でも車検ごとにはプロの点検を受けるようにし、オイル交換などでリフトアップする機会があれば、下回りを一通り点検してもらえるような、頼れる主治医を見つけておいて、大きなトラブルが起きる前に、早期発見早期整備ができる体制を整えておこう。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

愛車
日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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