【試乗】最後に手に入れたスーパーハンドリング! 30台限定の「NSXタイプS」が見せた圧巻の操縦性とは (2/3ページ)

NSX第二期はハイテク満載のハイブリットでデビューした

 世には出なかったが、幻のNSXが開発されていた。その実態は自然吸気V10エンジンをフロントに搭載するSH-AWDのスーパーカーであった。偶然にもトヨタのLFAと似たコンセプトであったが、リーマンショックの影響で開発は中止となった。

 リボーンしたNSXは2016年にデビュー。初代とは180度コンセプトが変わり、3モーター+V6ターボというハイスペックを持つハイパーハイブリットのスーパーカーに変貌した。

 ライトウェイトという初代NSXのコンセプトとは大きく異なり、近年のF1やルマンで使われるハイブリット技術がコアとなった。失ったものはライトウエイトというコンセプトで、当然重量は1.8トンを超えていた。フロントに左右独立した2つのモーターで前輪を駆動するSH-AWDであるが、なんと前輪のモーターを独立で制御するというベクタリングを実現。この車両制御技術に言葉を失ったが、実際にアメリカのサーキットで乗ったときは、人工的なハンドリングに躊躇した。

 初代ハイブリットNSXの開発は米国オハイオチームが担当したが、その後、2018年モデルは日本の本田技術研究所チームが担当し、ハンドリングはアップデートしたのである。そのモデルで鈴鹿サーキットを走ったことがあったが、2016年モデルよりも確実に2秒ほどのタイムアップを果たすことができた。


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