洗車でピカピカでも「クルマの体内」は汚れている! 「デトックス」の手段6つ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■メンテナンスフリーとはいえ年数とともに消耗品は劣化をする

■とくに各種油脂類は汚れが溜まる場所

■デトックスの方法6つを紹介する

油脂類は汚れが溜まる場所!

 メンテナンスフリー化が進んだとはいえ、クルマには消耗品は存在しているし、油脂類は定期交換が必要なことが多い。これらは劣化するから交換するというのは当然だが、それ以外に取り込んだ汚れを取り除くという目的もあったりする。つまりデトックスで、クルマを長持ちさせるには大切なものとなる。今回はクルマのデトックスについて整理してみた。

1)エンジンオイル

 一番重要なのはやはりエンジンオイルだ。潤滑以外にも、清浄や汚れの分散などの機能があり、取り込んだ汚れは速やかに排出、つまりオイル交換したほうがいい。オイルが汚れるということはそれだけエンジン内部の汚れを取り除いていることになり、汚れやすいというのはいいオイルの証である条件のひとつだ。フィルターについても併せて交換する(最近はオイルと一緒に毎回交換指定)。

2)ATFやCVT

 以前は無交換が多かったが、最近は数万km毎ながら、定期交換が定められることが増えている。頻繁に交換しなくてもいいという意見もあるが、実際には相当汚れていることがあるし、ドレインボルトに付いているマグネットにも鉄粉がビッチリとくっ付いていることがある。また、自動車メーカーによって、汚れる頻度は違うので注意が必要だ。定期的に交換するに越したことはないというのが正直なところ。

3)ブレーキフルード

 一番の機能としては、ペダルの力を各輪に伝えるためのもの。ただ、吸湿性があって、放置しておくと内部がサビて、ピストンの動きが悪くなることもある。デトックスとは厳密に言うと違うが、発生させないという意味では、デトックスの一種と言っていいだろう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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