1000円だけ給油! 4輪別銘柄のタイヤ! 車両はお下がりのポンコツ! 食費を削ってでもクルマに命をかけた昭和のカーマニアあるある6つ (1/2ページ)

この記事をまとめると
■昭和の時代は何としてでもクルマがほしいという人が多かった
■なかにはかなりの無理をして愛車を維持するツワモノも
■この記事では昭和のクルマ好きエピソードを紹介する
昭和は遠くになりにけり。よく考えたら30年以上も前のことなので当たり前なのだが、クルマが輝いていた時代でもある。性能が低くても乗っているだけで楽しい。中古でもなんでもいいからクルマが欲しいなど、クルマ好きの苦悩はさまざまなシーンで湧き出てきたものだ。今からすれば、乗っているだけで楽しいというのはノスタルジーかもしれないし、ただの戯言的な昔話かもしれないが、今では信じられないことも多々あっただけに、振り返ってみるのも面白いのではないだろうか。
走りに行くには当然、ガソリンが必要だ。そもそも都市部に住む20歳そこそこの大学生でもクルマを持っていただけに、維持は大変。でも、持っているといいこと(彼女ができるなど)もあるので、ないのはありえない。そうなるとバイトを増やしつつ、削れるのは食費だ。モヤシというとたとえ話に聞こえるかもしれないが、実際にモヤシ炒めと白飯というのは定番だったりした。あとは、鰹節に醤油をかけてかき込むとか。
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満タンというのは贅沢なことだった。どうせまた走りに行くのだから、満タンにしておけばいいのに、というのは今の発想かもしれない。恥ずかしがりながらも発するのが「1000円だけ」とか「10リッターだけ」という言葉で、燃料代の分割払いみたいなものだった。当時セルフがあれば恥ずかしくなかったと思う。
付いていても、エアコンをオンにするとパワーが食われるし、燃費がダウン。窓全開で走っているクルマはけっこういた。逆にやせ我慢で、エアコンをつけていないのに窓を閉めている見栄っ張りも。そもそもエアコンじゃなくてクーラーだったり、ハナからなにも付いていないクルマもけっこういた。