もはや市販車とは別モノのレースやラリー! それでもメーカーが「モータースポーツ」を行う重要な意味 (1/2ページ)

もはや市販車とは別モノのレースやラリー! それでもメーカーが「モータースポーツ」を行う重要な意味

この記事をまとめると

■かつてはモータースポーツでの鍛錬によりクルマは高性能化を果たした

■現在のモータースポーツで求められる技術と市販量産車で求められる技術は一致しない

■モータースポーツへの参戦は技術の見極めや人材の育成にはいまなお有効だ

自動車メーカーはモータースポーツの場で技術力を競い磨いた

 未知の技術開発への挑戦は、失敗を覚悟のうえでの試行錯誤となる。その鍛錬の場として、モータースポーツ参戦の意義がある。

 かつて、50年ほど前は、技術の最先端を競うモータースポーツがクルマを高性能化へ邁進させた。そのため、「走る実験室」などと形容されたこともある。

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1970年東アフリカサファリラリーに参戦する日産ブルーバード画像はこちら

 しかし今日では、必ずしもモータースポーツで求められる技術と、市販量産車で求められる技術とが一致しない場合がある。あるいは同じ方向へ最終的に向うとしても、挑戦すべき時期がずれることがある。

 たとえば、ハイブリッドの応用は、市販量産車のほうが早かった。のちに、F1でモーター/発電機によるエネルギー回収が行われ、ル・マン24時間のようなスポーツプロトタイプカーによる耐久レースでHVの参戦がはじまった。

ル・マン24時間耐久レースに参戦するGR010ハイブリッド画像はこちら

 あるいは、フォーミュラEは、電気自動車(EV)が発売されたあとになって競技として生まれた。つまり、モータースポーツが必ずしも最先端ではないということが起きているのである。

フォーミュラEに参戦する日産のマシン画像はこちら

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