クルマをコンピュータが支配したのはいつから? 電子制御の進化といま (1/2ページ)

クルマをコンピュータが支配したのはいつから? 電子制御の進化といま

この記事をまとめると

■電子制御はコンピュータを活用することでさまざまな機能を状況に応じて制御する仕組み

■クルマで最初に使われるようになったのは電子制御燃料噴射だ

■メジャーな電子制御システムとしてABSはいまではほとんどのクルマが採用している

電子制御はクルマのさまざまなところに組み込まれている

 電子制御とは、コンピュータを活用することにより、素早い演算によって状況に応じて機能を適合させる仕組みをいう。それまでは、機械の動きであったり、自然の摂理であったりなどを活用して機能させていた機構を、より人間の都合に則した効果が得られるようにすることができる。

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 クルマで採用されるようになったのは、エンジンへの燃料供給が最初ではないか。それまでは、キャブレターと呼ばれる気化器でガソリンを霧化していた。ピストンの移動によって生じる負圧でシリンダー内へ吸い込まれる空気と、ガソリンを混合する装置だ。それをまず機械式燃料噴射によって、エンジン回転数に合わせたガソリン量を意図的に供給できるようにした。

 次が、電子制御燃料噴射だ。たとえエンジン回転数が同じであっても、そのときの運転状況や外気温度の違いによって、ガソリンを無駄なく燃焼し切るためのガソリン量は異なる。そうした運転者の操作や、外気の違いなども考慮しながら混合気をつくることが、電子制御によりできるようになった。

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