SUBARUがついに悲願のGT300チャンピオンを獲得! 次なるGT500挑戦の可能性を直撃した (1/2ページ)

この記事をまとめると

■2021年のスーパーGTでスバルが初めてシリーズタイトルを獲得した

■昔からポールポジションを取ることも多く実力は高かった

■国内の最高峰カテゴリーであるGT500への参戦の可能性はゼロじゃない

悲願達成! 今年のスーパーGTはスバルが激アツだった!

 2021年のスーパーGTでは既報のとおり、61号車「SUBARU BRZ R&D SPORT」を駆る井口卓人および山内英輝がGT300クラスにおいてドライバー部門のチャンピオンを獲得。同時にマシンの開発およびレースオペレーションを担うR&D SPORTがチーム部門でタイトルを獲得すなど、スバルおよびSTIのサポートドライバー&チームが二冠を達成した。

 スバル車としてはキャロッセのワークスチーム、クスコレーシングが1997年のJGCTに初代インプレッサのGC8型を投入して以来、デビュー21年目、R&D SPORTとタッグを組んでからは2009年のレガシィB4以来、実に参戦19年目にして初めてJGTC/スーパーGTでタイトルを獲得したことになるが、スバル勢は以前から予選でポールポジションを獲得するほか、決勝でも数多くの勝利を獲得してきた。

 2021年のシリーズにおいても、61号車のスバルBRZは予選でトップタイムを叩き出し、計4回のポールポジションを獲得したほか、決勝においても第5戦のSUGOでの優勝を含めて計4回の表彰台を獲得するなど速さと同時に強さもアピール。まさにスーパーGTにおいても名門として定着しているのだが、そもそもスバル/STIはなぜ、GT300クラスに参戦しているのだろうか? STIの小澤正弘氏が総監督を務めていることからもわかるように、R&D SPORTはスバル&STIのサポートを受ける実質的なワークスチームと言えるが、なぜ、NISMOのようにワークスチームとしてGT500クラスに参戦しないのか?

 というわけで、3位入賞を果たし、GT300クラスのタイトルを獲得した最終戦の富士で、スバルのモータースポーツ活動を統括するSTIの平岡泰雄社長を直撃した。


廣本 泉 HIROMOTO IZUMI

JMS(日本モータースポーツ記者会)会員

愛車
スバル・フォレスター
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登山
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