「飲める安全な水」を洗車に使えるなんて贅沢すぎ! 海外の水道水と洗車事情とは (2/2ページ)

アジアでは洗車機よりも手洗いのほうが安いことも

 アメリカ ロサンゼルスでよく利用するレンタカー会社では、返却された車両は洗車機にかけ、拭き取りをせずに貸し出し可能車両用の駐車場に運ばれてくる。もともと砂漠だったロサンゼルスの強い日差しと乾燥した空気で“自然乾燥”させているようなのだが、使っている水が再生水のようなものでもあるのか、ボディには乾いたカルキのようなものの跡が点在し、“ピカピカ”という仕上がりにはなっていない。ちなみに、雨がほとんど降らない地域なので、頻繁に洗車する必要はない。

 中国では、街なかにいわゆる“洗車屋”というものが存在し、そこで洗車するのが一般的となっているようである。地方出身者などを使えば、洗車機を導入するよりコストが安いようで、“手洗い洗車”しか見たことがない。タイでも、バンコク市内などでは洗車機もあるようだが(見かけたことはない)、ミャンマーとの国境地帯あたりなどでは、ミャンマーから出稼ぎにきた一家が“手洗い洗車業”をしていることが多く、大人数なので短時間で仕上がりもよく、しかも安いとのことで、洗車機はまず存在しないとのことである。

 日本の洗車機はかなり優秀なようで、一部海外輸出もしているが、アメリカやドイツなど先進国となるとのこと。事情通は「自動車需要がまだまだ伸びる余地のある新興国での洗車機の展開は、『人件費の高騰を待つしかない』との話を聞いたことがあります」と話してくれた。

 世界的には水事情の悪化が深刻となっており、日本とて例外ではないとされている。それでも、ついつい水をたくさん使って、かけ流し洗車をしてしまうが、これもいつか制限されてしまう日がくるのだろうか。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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