ナンバーなしでコレクション用にクルマを購入……は理屈上可能なハズだがディーラーでは納車不可だった

ナンバーなしでコレクション用にクルマを購入……は理屈上可能なハズだがディーラーでは納車不可だった

この記事をまとめると

■理屈上、ナンバーのついていないクルマを購入することはできる

■しかしディーラーからはコンプライアンスの問題で難しいという声も

■状況によって納車可能なケースと不可能なケースがある

購入できるかどうかは状況による

 クルマは乗るものだから、ナンバーが付くのは当たり前。でも、自宅の庭がめちゃくちゃ広くて邸内の移動にクルマを使いたいとか、名車や珍車を未登録でコレクションとして保管しておきたいなど、つまりナンバーなしで欲しいという人がいるかもしれない。また、企業の敷地内での使用やレース車両も同じだろう。

 結果からすると買うことはできる。新車には完成検査終了証というメーカーが完成した状態で車検に通るかどうかを確認した書類が付いていてこれを提出すれば、改めて車検ラインを通さなくてもナンバーと3年有効の車検証が発行される。つまりナンバーをもらわなければいいだけ。もしナンバーを付けたくなったら、完成検査終了証は発行から9カ月で失効してしまうものの、新車新規3年車検をラインで受けて問題なければ車検証が発行される。

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車検証とナンバー画像はこちら

 ただ、理屈としては問題ないのだが、トヨタを始めとした複数のディーラーに聞くと、「現在、コンプライアンス上の問題で、ナンバーなしの納車はできない」とのこと。理由はわからないと言われたが、要は誰が登録するかわからない状態では納車できないということ。一部ディーラーでは反社ではないという念書を書くほどなので、こちらもやはり反社対策なのだろう。またワンメイクレースがナンバー付きで行われるのが基本となっているのは、この点も関係しているかもしれない。

 もちろん国際格式レベルのような明らかにナンバーは不要なレース車両ベースとなればナンバーなしの状態で出荷されるだろうし、決められた敷地内での使用でも企業であれば、法人営業担当の判断、つまり不特定に流れないということがわかっていれば納車されるだろう。上記のディーラーによれば「コンプライアンスの問題なので、ディーラーによっては納車するところもあるかもしれない」というので、現状では納車可能と不可能どちらもありというのが正解だ。

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