名門ラリーアート復活に大注目の軽EVも初披露! 話題のクルマがずらり揃った三菱ブース【東京オートサロン2022】 (2/2ページ)

初登場の軽EVとラリーアートの名を冠するコンセプトカーも展示

 三菱ブースはまだまだ見逃せないスクープが満載だ。

 先ずは、昨年からちょこちょこ噂されていた軽自動車のEVだ。これがついに、お東京オートサロン2022でベールを脱いだ。車名は「K-EV concept X style」となっている。

 外観は、現在販売されている人気のクロスオーバー軽の「eKクロス」がベースとなっている模様。スペックや詳細、車内などは非公開となっているので、航続距離などはどんなものか現在では不明だ。EVなので、下まわりにマフラーなどの存在は確認できない。この軽EVに関しては、販売することをほぼ決めているようで、2022年中の正式発表を目指して現在開発を進めているとのことだ。

 EV以外の機能として、最新のコネクテッド技術や先進の運転支援機能などを備えることはほぼ確実と言えそうだ。今後出てくるであろう最新情報に期待したい。

 また、今回はもう1台注目のコンセプトカーが展示されている。それは、先にお伝えしている復活したラリーアートの名を冠するSUV、「VISION RALLIART CONCEPT(ヴィジョン ラリーアート コンセプト)」だ。

 こちらは、アウトランダーをベースとして、三菱のエンジニアリング技術とクルマづくりにかける情熱を結集し、プレミアム感と圧倒的な存在感のスタイリングを両立したモデルとしており、新しいラリーアートの可能性を表現した1台だ。

 重厚感があり機能美を感じさせる前後バンパーと大きく張り出した前後オーバーフェンダーによって、ボリュームのある筋肉質で力強いフォルムとなっており、ラジエーターシャッター付きのフロントグリル、レーシーな印象を与える大型リヤディフューザーの採用によって、SUVでありながらレーシーなエクステリアを実現している。ボディカラーは光の当たり方によってブルーのハイライトが浮かびあがる特殊な加工を施したマットブラックを採用しており、見る角度などによって雰囲気が違って見えるのもポイントだ。

 ホイールには22インチという巨大なアルミホイールを採用しており、見たところセンターロック方式を採用しているところもこだわりを感じるポイントだ。ブレーキには、ブレンボ製の対向6POTのビッグキャリパーに2ピースローターを組み合わせている、スポーツカーもビックリな本気仕様。さすが、ラリーアートの名を冠しているだけのことはある。

 こちらは完全なコンセプトカーなので、販売などは検討されていないが、ラリーアートが復活したことで、こういった走りに特化したスペシャルモデルが今後出てくる可能性も、ありえない話ではないだろう。三菱ファンの希望の星とも言えそうだ。

 そのほかに、ラリーアートのパーツや、アウトドア用品などを組み合わせて、キャンプやアウトドアをより楽しむことをコンセプトとしたカスタムモデル「デリカD:5 Tough×Tough」や「アウトランダー Wild Adventure Style」を展示。

 また、軽バンであるミニキャブをベースとし、平日は移動オフィスとして、休日はキャンプの相棒として楽しむことをコンセプトとした「ミニキャブ・ミーブ B-Leisure Style」というコンセプトモデルも展示されている。

 ラリーアートの復活や軽EVの初お披露目など、話題の尽きない東京オートサロンの三菱自動車ブースは、大注目のエリアになること必至だろう。


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