コンパクトカーとは? 維持費からメリット・デメリット、選ぶポイントまで解説! (2/2ページ)

コンパクトカーの気になる維持費は?

 コンパクトカーの購入を考えているユーザー的には、購入後の維持費が気になりますよね。
ただ、車種や駐車場の有無、ドライバーの年齢などで異なってきます。

 そこで、コンパクトカーで人気のトヨタ・ヤリス“G”のガソリン車を例に、新車購入から3年後に車検を受けると仮定し、必ず必要な費用を挙げていきましょう。

・税金(自動車税):年間30,500円
・自動車重量税:2,500円
・自賠責保険:36,780円(購入時3年分として)
・車検費用:39,600円+α
(検査手数料:1,800円+自賠責保険2年分:27,840円※これらに加えデーラーなどの車検依頼費が発生。また部品交換が必要な場合は別途必要)

 自宅に駐車場を備えていた場合でもこれらの費用はかかってしまいますので、少なからず年間14万円弱かかることになります。

 また駐車場がない場合は月極駐車場代、さらに任意保険、クルマを動かすためのガソリン代と購入者の状況に応じて値段が変わる諸経費が必要になります。

コンパクトカーを選ぶ3つのポイント

 先程お伝えしたように、コンパクトカーは各メーカーから多彩なモデルが用意されています。
車両価格だけでないコンパクトカーの選び方を挙げていきましょう。

重視するポイントを明確にする

 コンパクトカーとはいえどボディサイズやパワーユニット、車内寸法などブランドにより各車違いがあります。そのため、コンパクトカー選びに重要なポイントはあなたにとって一番何を重視するかということ。

 例えば、家族4人で使用することが多いなら重視するのは室内の広さ。また走る距離が多いのであればハイブリッド車など燃費を重視するなど、明確なポイントを抑えておけばおのずと選択する車種が絞られてきます。

先進安全装備の有無

 自動車業界において、ここ10年ほどで一番進化・普及した技術といえば安全装備でしょう。
衝突被害軽減ブレーキなど一昔前に比べると予防安全性能や衝突安全性能、またACCやハンドル操作サポートなどの運転支援システムが当たり前のように装備される時代になっています。

 いまや日常的に運転する方はもちろん、週末ドライバーの方にも先進安全装備が備わるのは必須。いまコンパクトカーを買うなら先進安全装備が充実しているかどうかのこだわりは絶対に必要です。

本命、対抗車を設定

 買うならこのブランドを! と明確に決めていない方は購入時に複数候補車をたてたほうがお得に購入できるケースがあります。

 例えば、ホンダ・フィットがいいなと思った場合は日産ノートを競合車としてそれぞれの販売店で交渉したほうが値引きは期待できますし、またトヨタ・ルーミーとダイハツ・トールは兄弟車ですが人気は圧倒的にルーミーが上。ルーミを本命にトールを対抗として販売時に交渉すると好条件が提示されるケースがあるでしょう。

国内で人気のコンパクトカーブランド

トヨタ・ヤリス(2021年11月の新車販売台数:11,940台)

 長年、トヨタのエントリーモデルとして販売されていたヴィッツの後を受け、2020年の登場したヤリス。とはいえ、元々、ヤリスはヴィッツの海外販売ブランドだったためある意味、3代目ヴィッツからのモデルチェンジともいえます。

 全長3940mmと4mを切るコンパクトなボディに1L&1.5Lガソリンエンジンと1.5L+モーターのハイブリッドエンジンを搭載。

 現在、コンパクトカー市場において抜群の人気を誇ります。

日産ノート(2021年11月の新車販売台数:9,412台)

 現行モデルは2020年にフルモデルチェンジを受けて登場した3代目。パワーユニットを仙台モデルで好評だったシリーズ式ハイブリッド“e-POWER”のみとしています。

 全長は先代から55mm短縮した4045mmですが居住性は十分。ラゲッジスペースも実用性抜群の広さを誇ります。

 電動化によるスムーズな走りと静粛性が大きな特徴といえるコンパクトカーです。

ホンダ・フィット(2021年11月の新車販売台数:6,074台)

 2001年にデビューして以来、人気ブランドとしてコンパクトカー界を牽引してきたフィット。2020年にフルモデルチェンジを受けた現行モデルは4代目となります。

 初代からフィットの大きな特徴であるセンタータンクレイストは継承し、4m以下の全長ではありながらクラスの水準を超えた車内空間を現行モデルも実現。ファーストカーとして使うことができる実用性を備えています。

 ただ、現行モデルは先代モデルまでの人気と比べると販売ややや苦戦気味。とはいえ広い室内を重視するユーザーにはオススメできる出来に仕上がっています。

よりどりみどりのコンパクトカー

 日本はもとより欧州、アジアなどでも一番需要があるコンパクトカーは多くの魅力を備えたブランドが揃っています。

 多彩なモデルが揃うコンパクトカーは本来、ひとまとめに取り上げるテーマではないかもしれませんが、購入を検討されている方はこの記事を見てメリットやデメリット、また選ぶポイントなど参考にしてもらい最適なモデルを選択してください。


新着情報