竹槍を超えた星槍! もはやパイプオルガン! オートメッセを彩った衝撃「マフラー」コレクション (2/2ページ)

左右出し・センター出しは本数で勝負!?

 マフラーカッターや出口の本数で遊べるのも、マフラーならでは。直管か集合か、いずれ気筒の数だけエンジンの存在感が増す、という原則に変わりはない。エコカーの代表格、プリウスだってセンター4本出しという麗しい仕様は、5号館の最奥列のブース、「バタフライシステム」が提案。

 隣の「リスぺクト」は、Y33グロリアのワンオフのセンター出し4本マフラーに、アヴェンタドールのマフラーカッターを組み合わせている。

 さらに隣向こう、「K’s B.P.A」のブースには6本出しがエキサイティングなBMW745Li(E66)が置かれている。12気筒だったっけ? と立ち止まらされつつ、確かV8だったような……あるいはV12スワップ!? そんなモヤモヤした余韻が味わい深い一台だ。

 素材感で見せるマフラーもある。「浪漫亭a/g/s.」のBMW4シリーズグランクーペ コンプリートver.1は、マフラーカッターに燻し銀ならぬ燻しカーボンを貼っている。

 その隣の「プリシヴァル」によるレクサスRC F350は、焼き色の紫グラデが美しいというより雅(みやび)な1台だ。

 正統派も元気。5号館入口から右手いちばん奧寄り、「K-BREAK」のカスタムによるジムニーは、80sなグラフィックとマフラーの角度が絶妙のハーモニーで、やんちゃだけでないシブさを醸し出す。

 シンプルなシブめ路線は、「ウェーバースポーツ」による初代BRZ。ワンオフの大口径2本出しマフラーで、リヤエンドディフューザーとの詰め・スキ間とも絶妙。

 ぜひ実物で見て堪能すべき、今年も豊作のマフラー・コレクションだったのだ。


南陽一浩 NANYO KAZUHIRO

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