世界最高のレーシングコンコンストラクターが作る究極のロードカー! ダラーラ・ストラダーレの衝撃の走りとは (2/2ページ)

ダラーラ・ストラダーレはまさに公道も走れるレーシングカー

 ダラーラから正式にそのスペックやパフォーマンスが発表されてから、常にその存在が気になっていた「ダラーラ・ストラダーレ」。筆者はその走りを南イタリアのナルドにあるテストトラックで体験している。ここには直径が4km、一周の距離が14km強にも達する真円の高速周回路があることで有名だが、試乗はそのインフィールドに設置されているテクニカルコースで行われた。

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ダラーラ・ストラダーれの走行シーン画像はこちら

 まず印象的だったのは、妖艶という言葉がまさにぴったりとあてはまるそのボディスタイリング。ストラダーレのボディは、フロントウインドウも持たない「バルケッタ」が基本で、ここからカスタマーはフロントウインドウを装着した「スパイダー」、Tバールーフを装着した「タルガ」、そしてガルウイングドアを備えるフルキャノピーの「クーペ」を選択することができる。

ガルウイングドアが特徴のダラーラ・ストラダーレ・クーペ画像はこちら

 ちなみにこの時の試乗車はスパイダー。オプションのトラック・パッケージを装着し、専用のスポーツスプリングや大型のリヤウイングなど、よりサーキット走行にフォーカスした仕様へと仕上げられていた。ミッションはMTとロボタイズの6速が選べるが、試乗車は後者だった。

ダラーラ・ストラダーレ・スパイダーのサイドビュー画像はこちら

 まずは元F1ドライバーであり、このストラダーレの開発には初期段階から携わってきたというマルコ・アピチェラ氏のリードでコースを数ラップする。車重はわずかに855kg、それに対して搭載される2.3リッターの直4エンジンは400馬力の最高出力と500Nmの最大トルクを誇るのだから、当然のことながら体感的な軽さはこのデータ以上のものだ。

ダラーラ・ストラダーレのリヤ走行シーン画像はこちら

 エンジンはターボラグなどほとんど感じさせず、アクセルペダルの微妙な動きにも瞬時に、そして正確にレスポンスしてくれるから、これもまたトラック上では大きな安心感を生み出してくれる。

 ラップを重ねていくなかで、その走りの魅力を生み出す根底にあるものは、やはり強靭かつ軽量なカーボンモノコックと優秀なエアロダイナミクスにあることが理解できてきた。ちなみにこのストラダーレは、0-100km/h加速を3.25秒で、また最高速は280km/h以上を可能とするマシン。参考までに最高速時のダウンフォースは、車重にほぼ相当する820kgが得られているという。

ダラーラ・ストラダーレのエアロダイナミクスイメージ画像はこちら

 多くのレーシングマシンがそうであるように、進化を止めないのはこのダラーラ・ストラダーレも同様だ。ダラーラは昨年夏、エボリューションモデルともいうべき「EXPストラダーレ」を発表。最高速時に得られるダウンフォース量は1250kgへと増加し、またミッドに搭載されるエンジンも、同じ2.3リッター直4ターボながら、100馬力増の500馬力、200Nmをプラスした700Nmに強化されている。

ダラーラEXPストラダーレの走行シーン画像はこちら

 ちなみにこのEXPはトラック走行専用車として製作されるもの。フロントに17インチ、リヤには18インチのピレリ製ドライスリックタイヤを組み合わせ、最大横加速度では2.7という数字を実現する。そのテストでは、ムジェロ・サーキットでGT3マシンのポールポジションを上まわるタイムを達成しているとのこと。

 近いうちにアメリカを含む、世界中のサーキットでの走行が可能になるとダラーラはコメントしている。実際にサーキットで見られる日が来るのが楽しみで仕方がない。

名前:
山崎元裕
肩書き:
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)
現在の愛車:
フォルクスワーゲン・ポロ
趣味:
突然思いついて出かける「乗り鉄」
好きな有名人:
蛯原友里

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