ワーゲンバスがEVになって帰ってきた! フォルクスワーゲンID.BUZZを初公開 (1/2ページ)

この記事をまとめると

フォルクスワーゲン・バスのDNAを受け継ぐID.BUZZとID.BUZZカーゴが初公開された

■全長4712mmでホイールベースは2988mmというスペックで広い室内空間が特徴のEV

■欧州では2022年秋から発売を開始(5月より先行発売)する

ワーゲンバスのスタイリングを受け継いだEVトランスポーター

 クルマという高級品を市民の移動のための道具へと拡大し、数々の派生モデルを生み出したフォルクスワーゲンのタイプ1=ビートル。そんなビートルの派生モデルとしていまでもカルト的な人気を誇るモデルがある。タイプ2=バスだ。そのファニーなルックスと他に類を見ない抜群の積載能力は、本来の多人数移動用の乗り物としてだけでなく、トランスポーターやキャンピングカーとしても大活躍した。

 販売終了してからかなりの月日が経っているフォルクスワーゲン・バスは、多くの人に復活が望まれていながら、なかなかそれが実現することはなかった。しかし、ついにフォルクスワーゲン・バスの正統後継車といえるモデル、ID.BUZZが発表された。

 フォルクスワーゲンによって発表されたのは、ID.BUZZとID.BUZZカーゴの2モデルで、いずれも最新の安全性、快適性を備えたEVトランスポーターとなっている。トピックスは、他の車両や輸送インフラストラクチャからの信号を利用して危険をリアルタイムで特定する「Car2X」ローカル警告システムの装備だ。また、「フロントアシスト」緊急ブレーキ機能と、MPVバージョンには「レーンアシスト」レーンキーピングアシスタントも標準で装備される。さらに、オプションとしてスワームデータを利用した「トラベルアシスト」も用意されており、全速度範囲で部分的に自動化された運転が容易になるだけでなく、高速道路での車線変更も支援されるようになる。

 ID.BUZZとID.BUZZカーゴは、77kw(総エネルギー量82kWh)のバッテリーから150kWの電気モーターに電流を供給し、リヤアクスルを駆動する。リチウムイオン電池は、11kWの交流(AC)電源を使用して公共の充電ステーションから充電が可能。急速充電にも対応しており、この場合、バッテリーの充電レベルは約30分で5%から80%まで充電することができる。


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