街で見かけたら敬礼必須! クルマの歴史を変えた「偉大すぎる」4台 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■大量生産とコストダウンでクルマを広く普及させたのがT型フォードとVWビートル

■クルマを現在のスタイルにした立役者はBMCのミニだった

■VWゴルフが今日のクルマの主流となっているFWDを定着させた

大量生産でクルマは一般人にも乗れる乗り物に!

 1886年に、ドイツのカール・ベンツがガソリンエンジン自動車を発明して以後、今日のような自動車社会の発展の祖と言えるのは、米国フォードのT型が1908年に発売されたことによるといっていい。

 T型は、大量生産方式を採用した最初のガソリンエンジン車で、これによって一般消費者もクルマを持てるようになった。それまでは、一台一台を手作りで製造していたため高価な製品となり、富裕層の手にしか届かなかったのだ。

 同時に、この時期に米国で石油産業が勃興したことも、ガソリンエンジン車の普及の追い風となった。そしてガソリンスタンドの営業が始まるのだ。それまでは、薬局などで揮発性のある燃料を買うなどしていた。

 第二次世界大戦後に、ドイツでフォルクスワーゲンのタイプ1(通称ビートル)が発売となり、これも世界に広まり、フォードT型が築いた1500万台強という累計販売台数を、ビートルは軽々と抜いて2100万台以上を売り上げることになる。


御堀直嗣 MIHORI NAOTSUGU

フリーランスライター/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
日産サクラ
趣味
乗馬、読書
好きな有名人
池波正太郎、山本周五郎、柳家小三治

新着情報