旧車の「レストア」は手軽に手を出せるシロモノじゃなかった! 莫大な費用と時間がかかるフルレストアの現実 (1/2ページ)

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旧車の「レストア」は手軽に手を出せるシロモノじゃなかった! 莫大な費用と時間がかかるフルレストアの現実

この記事をまとめると

■伊藤かずえさんが愛車のシーマをレストアしたことが話題となった

■実際クルマのフルレストアを行うのは簡単なことではない

■かかる費用や時間について解説する

フルレストアは決して簡単なことではない

 伊藤かずえさんの日産シーマがレストアされた記事が大量にネットにアップされたのは、記憶に新しいところ。それまではクルマ好きのなかでも旧車好きにしか馴染みがなかったレストアという言葉が、広く認知されたのは喜ばしいことだ。ただ、シーマは特別というのが本音で、正真正銘のフルレストアながら8カ月で仕上げられているのは驚異的。聞けば専任の作業者がかかりっきりだったうえに、意外にもバックアップするスタッフがいたというので、さもありなん。これは例外中の例外で実際は膨大な手間と費用がかかる。

 フルレストアを前提として、まずは手間から見ていくと、エンジンなどの大物は下ろすだけでなく、すべての付属物を取り外してドンガラ化。完璧に行うなら、足まわりも外して、台車の上に据え付ける。内装ももちろんすべて取り外す。そのうえで腐ったところを切ったり貼ったり。新品のボディパネルというのはないので、貼るのは型取りして叩いて形作ったパーツだ。これを溶接などで付けていく。もちろん交換しない部分でも凹んでいるところは叩き出す。そのうえで下まわりも含めて、全塗装だ。

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 内装もシートや内張り、ダッシュボードの割れ補修、メーターのオーバーホールなど。もちろんエンジン、ミッション、デフ、足まわりはすべてオーバーホールする。電装についても、大物だとオルタネーター、ヒーター、ヒューズまわり。さらに配線を作り変えるところまでやる。

 ザッとだが、作業的には多岐に渡るというか、メカ、板金塗装、内装となると、分業する部分も出てくるのが大変。1年ぐらいはかかるのは当たり前で、3年かかったというのはザラ。さらにはあまりの面倒さに業者も放置していつできるのやら、という例まであったりする。

名前:
近藤暁史
肩書き:
-
現在の愛車:
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味:
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人:
遠藤ミチロウ、岡江久美子
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