場所とやり方を間違えると「大けが」「クルマの破損」を招く! タイヤやオイル交換時の「ジャッキアップ」は想像以上に「注意が必要」だった (1/2ページ)

この記事をまとめると

■スタッドレスから夏タイヤへの交換時期が到来

■ジャッキアップは方法を間違えると大変危険

■コツや注意点について解説する

誤った方法は怪我やクルマの欠損につながる

 桜の開花も聞こえだして、そろそろスタッドレスタイヤの出番も終了。夏タイヤへの交換の時期がやってきた。

 こうしたタイヤ交換やオイル交換といった作業は、ジャッキアップして行なうことになるわけだが、このジャッキアップ、簡単そうに見えてじつは大事なコツがあり、甘く見てはいけない。

 とくに重要なのはジャッキアップポイントに正しくジャッキをかけること。見よう見まねで、適当な位置にジャッキを当てて、ジャッキアップしようとすると、アンダーカバーを割ったり、サイドシルを曲げたり、フレームをゆがめたり、オイルパンを壊したりと、けっこう洒落では済まないトラブルに直結する。

 またクルマの一部が壊れるだけでなく、ジャッキが倒れたり、外れたりすることで、作業している人がクルマに挟まれ、大怪我をする可能性もあるので、ジャッキアップポイントは指定されている位置を必ず守るようにしてほしい。

 そのジャッキアップポイントだが、車種によって微妙に違うので取扱説明書、できれば整備マニュアルで確認しておくことが必要だ(ディーラーなどで教えてもらうのもいい)。

 一般的には、

・サイドシルの切り欠きのある部分(前後・左右4箇所)

・サスペンションメンバー

・リヤのデフケース

・牽引フック

・サスペンションアームの付け根

・フレーム

 など、部分的に補強してあり、その一点にクルマの重みがかかっても耐えられる構造になっているところが指定されている。


藤田竜太 FUJITA RYUTA

モータリングライター

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日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)
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