長期納車待ちの弊害がココにも! たとえ数十万円の価値でも下取り予定車は「車両保険加入」が重要だった (2/2ページ)

納車待ちの間に発生する下取り予定車の事故が目立つ

 現状すべての新車の納期が遅延しているというわけではないが、人気車の多くで深刻な状況となっている。それでも極端に納期が遅延しない限りは下取り査定額が納車時に減額するケースはないと前出のディーラーでは話してくれた。「いまは納期がなかなか読みにくいですが、弊社では納車予定時期の相場を予測して査定額をご提示させていただいております」とは前出ディーラーセールスマン。

 ただし、聞いたところではすでに納車が4年後ともされているトヨタ・ランドクルーザーでは、下取りを行わないディーラーもあると聞く。納車が4年後となると、多くの下取り予定車では減価償却が進み、ヘタをすれば価値そのものがゼロとなるケースもあるからだそうで、買取専業店への売却など購入客の自己責任での処分をお願いしているとのことである。

 いまのような納期遅延が深刻な状況下で目立ってきているのが、納車待ちの間に発生する下取り予定車の事故とのこと。

「高年式の下取り予定車の場合は、多くのお客様はすでに車両保険にご加入していただいておりますが、下取り査定額ベースで10万円から20万円ぐらいの低年式車にお乗りのお客様では車両保険にご加入されていないケースが目立ちます。仮に車両保険に加入していないで全損事故を起こし査定額はゼロになったとします。そうなると新車の支払い額として査定額相当分のご負担が新たに増えることになります。そのため、私は車両保険へのご加入を勧めております」(前出セールスマン)。

 初度登録から61カ月以内の車両では、車両保険の“車両新価特約”に加入すれば、当該車両の特約が定めた価値の半分程度のダメージを事故で受けたとしても、全損扱いとなるので、高年式の下取り車の場合で車両保険に加入し、さらに特約に加入していれば納車待ちしている間に下取り車が事故に遭うと、かえって得するケースもあるそうだ。

「自分は事故を起こさないので大丈夫」とするなら別だが、気になった人は車両保険の追加による保険料負担の増加なども考慮しながら損得勘定をしてほしい。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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