巨人トヨタでさえ他社の力を借りなければ厳しい! 思った以上にハードルの高いEV時代への適応 (1/2ページ)

巨人トヨタでさえ他社の力を借りなければ厳しい! 思った以上にハードルの高いEV時代への適応

この記事をまとめると

■世界一の自動車メーカーであるトヨタは日本の5社と提携関係にある

■トヨタの業務提携は、商用車、乗用車、軽自動車のあらゆる分野に及んでいる

■トヨタといえども提携による利点を利用しなければEV化する市場への適応は難しい

No.1総合自動車メーカーのトヨタが他社協業するメリット

 世界一の自動車メーカーであるトヨタと提携関係にあるのは、ダイハツ、スバル、マツダ、スズキ、そして日野自動車だ。このうち、ダイハツと日野はトヨタの子会社である。

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トヨタ・ライズとダイハツ・ロッキーの真正面フロントスタイリング画像はこちら

 トヨタは、ダイハツと日野を子会社とすることで、乗用車では軽自動車を含め総合自動車メーカーとして不足のない車種構成を実現できる。日野との関係では、商用のトラックやバスを組み入れることができる。歴史を振り返れば、トヨタも戦前にはトラックを製造してきた。そこから戦後に乗用車開発に取り組んだのである。日野を子会社とすることで、生産財である商用車を効率よく開発・製造し、適正価格で販売することができる。商用車だけを扱うほかの国内トラック・バス・メーカー3社と異なる経営効率の高さといえるのではないか。

トヨタ・ダイナのフロントスタイリング画像はこちら

 では、乗用車ですでに総合自動車メーカーであるトヨタにとって、スバルやマツダ、そしてダイハツを子会社としているうえでのスズキとの提携は、どのような利点が考えられるのだろうか。

 スバルもマツダも、100~130万台という、トヨタの約6分の1以下の販売台数の自動車メーカーだ。したがって、大量販売による効率化は期待しにくい。そこで、より付加価値の高い車種を企画・開発し、販売していく傾向となる。

 スバルの特徴は、水平対向エンジンとAWDを基本とした独自の走行性能であり、加えてステレオカメラを使った運転支援機能アイサイトでも消費者から高い評価を得ている。

スバルのアイサイトの作動イメージ画像はこちら

 マツダの特徴は、SKYACTIVという、これも独創のエンジン構想によって燃費と性能を両立した技術を背景にしている。加えて、魂動デザインと名付けた、世界的にも競合他社との違いを目で訴えかける造形や色遣いを特徴とし、消費者の注目を集めている。

マツダ3のフロントスタイリング画像はこちら

 そのように、単に安さや品質の高さだけでなく、付加価値を備え、少量生産による新車の開発は、スバルやマツダが長けている。トヨタにも、年間販売台数で約70万台という少量生産のレクサスがあり、付加価値を特徴とするクルマ作りでは、スバルやマツダの取り組みが参考になるはずだ。

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