せっかく座らせても子どもが危険に! チャイルドシートの「誤装着」も「誤使用」もなんと50%以上に達していた (1/2ページ)

せっかく座らせても子どもが危険に! チャイルドシートの「誤装着」も「誤使用」もなんと50%以上に達していた

この記事をまとめると

■6歳未満の子供には、チャイルドシート着用の義務が課せられている

■しかし、正しく取り付けられていない割合が52.4%というデータがある

■チャイルドシートの誤装着や誤使用を防ぐ方法について解説する

正しく装着できていない・着座できていないケースが多数

 もうすぐ楽しい夏休み。子供にとっては、まだコロナ禍ではあるものの、政府からの行動制限のない、久しぶりの夏になると思います。家族でドライブ旅行の計画を立てたり、帰省してじいじ・ばあばと久々に会えるのを楽しみにしている子も多いのではないでしょうか。子供を乗せてドライブする際には、法律で6歳未満の子供にチャイルドシート着用の義務が課せられていますが、2019年の調査では全国平均の着用率はいまだ70.5%(警察庁・JAF合同調査)。少しずつ増えてはいますが、残念なことにまだ100%ではないというのが現状です。

 でも、「うちはちゃんとチャイルドシートに乗せてるよ!」という人も、安心してはいけません。というのは、せっかくチャイルドシートを着用していても、正しく取り付けられていない割合が52.4%(同調査)にものぼっています。じつは、チャイルドシートを誤装着のまま使用していると、万が一の事故の際に、正しく装着している子供と比べて致死率は約29倍に跳ね上がってしまうというデータがあるのです。さらに、チャイルドシート本体は正しく装着されているのに、しっかり着座できていないという「乗せ方の間違い」という場合もあり、それも同調査で57.8%にものぼる結果が出ています。

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チャイルドシートのイメージ01画像はこちら

 では、どうすればチャイルドシートの誤装着や誤使用を防げるのでしょうか。

 まず、すでにチャイルドシートを使用中の方で、シートベルトを使って装着するタイプの商品のほうは、とくに注意が必要です。誤装着の多くは、このタイプの「座席ベルトの通り方の間違い」と、「腰ベルトの締め付け不足」の2つが約80%の原因を占めているからです。最初に確認してほしいのは、使用中のチャイルドシートが、装着するクルマと適合しているかどうか。これはチャイルドシートメーカーのWebサイトや、販売店が持っている適合車リストを見るとわかります。ここで、しっかり適合するものかどうかを確認してください。クルマの座面の厚みや角度、背もたれの形状などによって、そもそも正しく装着することが難しいチャイルドシートというのもありますので、注意が必要です。

チャイルドシートのイメージ02画像はこちら

 そして適合するチャイルドシートだったら、説明書の通りにシートベルトを本体に通していくのですが、この順番がけっこう複雑で、裏側なので作業をしている人からはよく見えないこともあり、できれば1人ではなく大人2人以上で左右からチェックしながら作業をするのがおすすめ。正しく通すことができたら、最後に腰ベルトを力いっぱい締め付け、チャイルドシートがぐらぐらと動かないよう、しっかり固定するのですが、この時に腕の力だけでやるのはダメです。必ず、チャイルドシートに対して自分が正面に向き合い、片方の足のヒザでチャイルドシートの座面を押さえつけて体重をかけながら、ぎゅっと腰ベルトを締め付けます。そして最後に、両手でチャイルドシートの下の部分を持ってゆすり、3cm以上動かないくらい固定できていれば、正しく装着できていることになります。

名前:
まるも亜希子
肩書き:
カーライフ・ジャーナリスト/2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員
現在の愛車:
スバル・レヴォーグ
趣味:
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人:
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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