ポルシェ911カブリオレってどんなクルマ? その魅力を解説! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■ポルシェの911に設定されているカブリオレについて紹介

■日本ではあまり馴染みがないが、欧州や北米では売れ筋モデルとなっている

■中古車相場も高値を維持している

911カレラのカブリオレってどんなクルマ?

・欧米で大人気のカブリオレ

 国内で目にするポルシェ911といえばクーペが圧倒的ですが、北米や欧州市場ではオープンモデルのカブリオレの人気が高く、販売比率は約50%を占めるそうです。

 クーペに比べ開放感が魅力のカブリオレですが、そのラインナップやクーペとの違いを見ていきましょう。

・ポルシェ911カブリオレとは?

ポルシェ911とは?

 ポルシェ911といえば、自動車好きはもちろん、クルマに興味がない人でもその名が知れ渡っているほど有名なスポーツカーです。

 1963年に開催されたフランクフルト・モーターショーでポルシェ901として発表された初代は1965年からポルシェ911と車名を変更し生産・販売が開始されました。

 901から911へと変更された理由は、プジョーが2行目に「0」を用いた車名を商標登録していたことがその理由です。ただ、プジョーが異議申し立てを行い、ポルシェが車名を911と変更するまで約80台が901として生産されました。

「901型」と呼ばれる初代911のボディサイズは全長4135mm×全幅1600mm×全高1273mm。現行992型の全長4519mm×全幅1852mm×全高1300mmと比べると、とくに全幅のサイズに違いを感じます。

 初代が搭載したパワートレインはデビュー時が2リッター水平対向6気筒エンジン。その後、2.2リッター、2.3リッターと排気量の拡大が続きました。

 1974年にはターボエンジンを搭載した930型がデビュー。930型はポルシェ911の2代目となります。

 その後、964型、993型とモデルチェンジを経た911は、1997年に911シリーズとしては初となる水冷エンジンを搭載した996型がデビューしています。「空冷エンジン搭載モデル以外は911とは認めない…」と発言するファンも少なくありませんが、クルマ自体の完成度は996以降のモデルのほうがパワーユニットを含め、より大きな進化を遂げています。

 空冷化された911は2011年に991型へと進化。さらに2019年にフルモデルチェンジで現行モデルとなる992型が登場しました。

カブリオレとは?

 ポルシェ911にカブリオレが初めて設定されたのは1983年。930型と呼ばれる2代目からとなります。

 しかし、初代にも1966年から取り外しルーフを備えたタルガトップは用意されていました。

 1960年代は主要マーケットとなるアメリカでオープンカーの安全性が懸念されていたことが、フルオープンではなくタルガトップを用意した理由です。

 ただ、カブリオレが用意される現行モデルにもタルガは用意されています。現行カブリオレはオープンカーの肝といえるソフトトップの改良に力が入れられました。

 開閉時間は歴代モデルとしては最速の12秒を実現。新たに作動から2秒以内に展開・格納が行われる電動ウインドディフレクターも新たに設定されています。

・カブリオレとクーペの性能には違いがある?

 一般的にルーフの開閉を可能としたオープンカーは、ベースとなった標準モデルより走行性能が劣るケースが多いです。ボディを補強するための重量増がネックとなるからです。

 992型となったカブリオレもクーペとパワートレインは共通ではあるものの、カレラS同士で比較した場合は最高時速がマイナス2km/hの306km/hとなりました。この数値の差を誤差と見るか大きいと見るかは人により違ってくると思いますが、ボディのねじり剛性が大きく高まったことでクーペとの差はかなり少なくなったことは事実です。

 現行モデルからクーペ同様に標準モデルより車高が10mm低くなるスポーツシャシーを選択できるようになるなど、いまやカブリオレとクーペとの差はほぼないと考えて間違いありません。


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