バス業界は「日本以外」が主流に! バステクフォーラムで見えた中国・韓国系メーカーに遅れをとる日本の現状

バス業界は「日本以外」が主流に! バステクフォーラムで見えた中国・韓国系メーカーに遅れをとる日本の現状

この記事をまとめると

■大阪市内舞洲スポーツランド「空の広場」にて「バステクフォーラム2022」が開催された

■最新型バス車両やバス関連用品の展示、BEVバスの試乗や自動運転体験などが行われた

■BEVバスと自動運転の分野においては中国・韓国系メーカーが元気だ

日本最大級のバスのイベント「バステクフォーラム2022」開催

 2022年7月8日に、株式会社ぽると出版主催、公益社団法人 日本バス協会、近畿バス団体協議会協賛、国土交通省近畿運輸局後援により、大阪市内舞洲スポーツランド「空の広場」にて、「バステクフォーラム2022」が開催された。

「バスに関する業界関係者向けイベント」といったものに表現できるバステクフォーラムは、最新型も含むバス車両のほか、バス関連用品も展示されているだけではなく、バス業界関係者が多く集まるので、交流会としての要素も多く、情報交換の大切な場所と捉えている業界関係者も多い。

 関東地区では同様のイベントとして、「バステク首都圏」というものを開催しているのだが、筆者個人としては「西高東低」とでもいうべきか、大阪開催となるバステクフォーラムのほうが、より賑やかなイベントのように見えている。今回は新規出展企業も多く、天候もまずまずということもあり(暑かったけど)、来場者も多くかけつけ、会場はおおいににぎわった。

 また、ここ数年はBEV(バッテリー電気自動車)路線バスをメインとした、運転及び客席試乗が好評を博していたのだが、今回は新たに自動運転とEDSS(ドライバー異常時対応システム)のデモ体験というものが新たに設けられ、さらにイベントメニューの充実が図られた。

 ただし、試乗関連では日系車両は全6台のうち1台となり、中国系のバスが多くエントリーしており、韓国ヒョンデ ユニバースも含めたアジア系バスが残り5台となっていた。BEVや自動運転について、日系メーカーは乗用車だけでなく、バスでも苦手としており、日系BEVバスはほぼ参加しないといった状況が続いている。中国系では日本では最大手ともいえるBYDに続けとばかり、BYD以外複数の中国系メーカーのBEV路線バスが上陸している。さらに会場内では英国メーカー製のBEV路線バスも近々お披露目予定との話も聞き、「日系が静観している隙に」というわけではないが、外資メーカーが積極的に動いているのは残念に思うばかりである。

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バステクフォーラム2022のバス試乗会画像はこちら

 バステクフォーラムを訪れる多くの業界関係者も、2022年になってからまずBEVバスというものに、それまでよりさらに強い興味を持ち始めているとされている。天井知らずともいわれる燃料費高騰などが背景にもなっているのだが、確実に注目度が高まってきているのは確かである。

 さらに、自動運転バスにも興味を示しているとも聞く。マスコミが取り上げるような完全無人でどこでも走りまわるSFチックな世界をめざすのではなく、運転士不足から運行路線が廃止されてしまうといった、運転士不足対策としてもっと身近なものと捉えて注目しているようである。

 だとすると、いまの日系バスメーカーの現状は……。ユーザーニーズを十分に把握しているのかという点ではおおいに疑問が残ってしまう。ユーザーニーズは十分把握しているが、技術的な対応ができないというならば、問題はさらに深刻なものとなるだろう。

名前:
小林敦志
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-
現在の愛車:
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味:
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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