ショックでも動物の救助は厳禁! クルマで野生動物を刎ねてしまったときに取るべき行動とは

ショックでも動物の救助は厳禁! クルマで野生動物を刎ねてしまったときに取るべき行動とは

この記事をまとめると

■ロードキルは近年増加傾向にあり、1年間で最大34万頭が犠牲になっている

■対処方法を間違えるとさらなる事故を招く危険がある

■万が一ロードキルを起こしてしまった場合にすべきことについて解説する

安全な場所にクルマを止めて警察などの到着を待つのがベスト

 近年増加傾向が見られるロードキル(道路上で起こる野生動物の死亡事故。主に轢死)。NEXCOによると、高速道路でのロードキル発生件数は、2002年には約3万6000件だったのに対し、2018年には約4万7400件まで増えていて、一般道も合せると1年間で最大34万頭が犠牲になっているといわれている。

 こうした現状を踏まえて、インフラ面でも、動物用のオーバーパスやアンダーパスを道路に設けたり、森の間に通る道路を横断して渡される吊り橋状の施設=アニマルパスウェイを設けたり、動物侵入防止柵を増やしたりと、各種整備も進められているが、もしも自分が動物との衝突事故を起こしてしまった場合はどうすればいいのか。

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山道のイメージ01画像はこちら

 動物との衝突事故が起きてしまったら、まず安全な場所にクルマを止めて、ほかの事故と同じように警察への連絡と、道路緊急ダイヤル(#9910)に連絡すること。

 心情的には刎ねてしまった動物の保護処置したいところだが、相手が野生動物の場合は感染症などの問題もあるので、直接素手では触らないことが肝心。

 一見、刎ねられた動物が死んでしまったように見えても、動物がまだ生きている場合があり、近づいた途端、暴れることもあるので要注意。

山道のイメー02画像はこちら

 また、刎ねられた動物の親や子供がそばにいることも考えられ、むやみに近づくと親や子供に襲われる可能性もあるので気をつけてほしい。

 というわけで、とりあえず安全な場所にクルマを止めて、警察などの到着を待つのがベスト。

 とくに高速道路では、極力路肩や非常駐車帯に停車させて、運転者も同乗者も通行車両に注意しながら、ガードレールの外など安全な場所にすみやかに避難すること。

高速道路の非常駐車帯画像はこちら

 発炎筒や停止表示板で、後続車に事故車の存在を知らせることも重要だ。

 衝突した動物が大型動物(ニホンジカ40kg、クマ40~80kg、イノシシ80~190kg)だったとしたら、クルマが大きく損傷しているはずなので、JAFか保険会社が提携しているロードサービスを手配する(筆者の知人は、愛媛の高速道路で体重100kgのイノシシと衝突し、クルマが大破してしまった!)。

 ちなみにロードキルでクルマが壊れてしまった場合、車両保険から修理費が補償されることもある。ロードキルは単独事故扱いになってしまうが、警察への事故届を出した上で、とりあえず保険会社に相談してみよう。

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