コンパクトハイトワゴンのカスタムモデル! スズキ・ソリオ バンディットの歴史と魅力に迫る (1/2ページ)

コンパクトハイトワゴンのカスタムモデル! スズキ・ソリオ バンディットの歴史と魅力に迫る

この記事をまとめると

■スズキ・ソリオ バンディットについて解説

■元々はワゴンRの派生モデルだった

■トールワゴンの使い勝手を考え抜いたモデル

パイオニアといえるソリオのカスタムモデル

 国内新車販売において売れ筋モデルといえば、コンパクトカーを連想する方が多いのではないでしょうか。事実、2022年7月の新車販売台数で1位トヨタ・ヤリス、2位カローラ、3位日産ノートと上位3台をコンパクトカーが占めています。

【関連記事】大幅値引きに唖然! いま「ルーミー」とそのライバル「ソリオ」が狙い目なワケ

トヨタ・ヤリスの走行写真画像はこちら

 その他、6位の日産セレナや8位のステップワゴンらMクラスミニバンは安定して売れていますし、7位のトヨタ・ライズなどのSUV、9位のホンダ・フリードなどSSクラスミニバンも堅調な売れ行きを続けています。

日産・セレナのフロント画像はこちら

 しかし、近年、売上を伸ばしているのがSSクラスミニバンの下に位置するコンパクトハイトワゴン。フリードやトヨタ・シエンタなどSSクラスミニバンとは違い2列シートの5人乗りですが、コンパクトなボディにもかかわらず高いユーティリティ性能を有していることで高い人気を誇るようになりました。

 7月の新車販売台数ではトヨタ・ルーミーが8133台を売り上げ4位(兄弟車のダイハツ。トールは1282台の38位)、スズキ・ソリオは3264台を販売し15位につけています。

 今回は人気急上昇中のセグメントにおいてパイオニアといえるソリオのカスタムモデル“ソリオバンディット(以下、バンディット)”がどのようなクルマなのかを調べていきます。

ソリオバンディットを徹底解析

ボディサイズ・プラットフォーム

 先代からプラットフォームを刷新し登場した新型バンディット。低燃費化などを図るため軽量化に力を入れ開発したことで、ボディ関連だけでも先代から約3割軽くなっています。

 ボディサイズは全長3710mm、全幅1625mm、全高1745mm、ホイールベース2480mm。ホイールベースを除き、ほぼ先代モデルと同様のボディサイズとなりましたが、これはこのクルマの売りが広い室内空間を備えながらも、コンパクトなサイズとしているからです。

スズキ・ソリオ バンディットのリヤ画像はこちら

 その魅力を維持するべくボディサイズは変わらないものの、エンジンルームをコンパクト化。フロントオーバーハングを短くしたことで室内空間は大幅に拡大しました。新型の室内長は2415mmとクラスナンバー1の長さを誇ります。

 また室内長だけでなくプラットフォームを刷新したことでフロア高を下げることを実現。全高は20mm低くなりましたが、室内高は15mm増大しました。

 ボディサイズで注目したいのが1625mmに抑えられた全幅。コンパクトカーでも5ナンバーサイズいっぱいまで全幅を広げるモデルが多い中、国内の道路環境に合わせこのサイズにとどめているところもユーザーから支持を集める理由なのでしょう。

ソリオバンディットのデザイン

 ソリオに比べ「迫力」や「押し出し」のあるフロントマスクを採用した新型バンディット。ボンネットや前後バンパー、フロントフェンダーなどが専用デザインとなっています。

スズキ・ソリオ バンディットの走行写真画像はこちら

 ソリオ同様、先代より存在感を増すことをテーマにしたエクステリアデザインは“らしさ”を追求したもの。ショート&トール感を強調し、伸びやかなフォルムを身につけています。

 インテリアもバンディッド専用のデザインを採用しています。ソリオに対し、メーターやシート表皮、またセンターパネルやステアリング加飾のカラーも異なります。

スズキ・ソリオ バンディットの内装画像はこちら

ソリオバンディットのパワーユニット

 新型バンディットに搭載されるパワーユニットはズズキ自慢のマイルドハイブリッド1種類。マイルドハイブリッドとは、モーター機能付き発電機“ISG”が減速エネルギーを利用して発電。その電力をバッテリーに充電しモーターでエンジンをアシストするほか電装系へ供給するものです。

スズキ・ソリオ バンディットのエンジンルーム画像はこちら

 加速時に最長30秒ほど最大出力3.1馬力のモーターアシストが働くことで、エンジンの出力をおさえ省燃費化が図られます。ただし、モーターのみでの走行はできません。

 省燃費化を実現するためマイルドハイブリッドとともに、アイドリングストップ機構や、アイドリングストップ中に冷たい風をキープする“エコクール”も採用。これはエアコンのエバポレーターに蓄冷剤を挟み冷気を溜めるシステムです。

 それらの機構やマイルドハイブリッドを採用したことでWLTCモード燃費は19.6km/Lを実現しました。

ソリオバンディットのユーティリティ

「小さいボディながら広々室内」が自慢のバンディット。先程お伝えしたように、室内空間は先代と比べさらに拡大しました。

 空間が拡大しただけでなく、運転席リフト調整量やステアリングチルト調整量が拡大したことやスライドドア開口部が60mm拡大したことなど使い勝手も向上。

スズキ・ソリオ バンディットのスライドドア画像はこちら

 リヤシートはリクライニング角を拡大。荷室側から前後スライド操作を可能とするなど利便性が高められました。

 ラゲッジルームも長さが25mm、高さが40mm拡大したほか、開口地上高を25mm下げたことで荷物の積み下ろしがしやすくなっています。

スズキ・ソリオの荷室画像はこちら

※写真はソリオのラゲッジルーム

ソリオバンディットの先進装備

 バンディットにはスズキの予防安全技術「スズキ・セーフティ・サポート」を装備。

 衝突被害軽減ブレーキをはじめ、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、標識認識機能、アダプティブクルーズコントロール、先行者発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、全方位モニター用カメラ、ヘッドアップディスプレイとスズキ・セーフティ・サポートの全機能が備わっています。

 アダプティブクルーズコントロールは全車速追従機能付なので、運転操作の負担が軽減されるためとくに嬉しい装備といえます。

ソリオとソリオバンディットの違い

 ソリオのカスタムモデルであるバンディット。標準モデルとなるソリオとはどこが違っているのでしょうか。まず、先程お伝えしたようにフロントマスクをはじめとするエクステリアやインテリアが異なるポイントです。

スズキ・ソリオのフロント画像はこちら

 フロントヘッドライトがLEDとなるのも違っており、ソリオはハロゲンヘッドランプやディスチャージヘッドランプが装着されています。ボディカラーのうち、ミッドナイトバイオレットパールとプレミアムシルバーが専用色。

 またバンディッドにはルーフがブラック塗装となる2トーンボディカラーが設定されているのもソリオとの違いです。

 一方、ソリオにはバンディットには用意されない1.2リッター直4エンジン搭載車を設定。マイルドハイブリッドとともにラインナップされています。

画像ギャラリー


新着情報