信じられないだろうが昔のクルマはエアコンレスが当たり前! 当時のオーナーが真夏にしていた涙ぐましい努力とは (2/2ページ)

後付けのクーラーが登場!

後付けクーラー

 カークーラーは憧れの的で、なかなか装着することはできなかった。高級車でもオプションで用意されているのが当たり前で、ないのが普通だった。しかしクーラーがあると快適なわけで、そこで登場したのが後付けのクーラーで、価格も当然安かった。インパネに組み込むことはできないので、助手席の足もとに吊り下げるように本体を設置した。サンデンのレザムなどのブランドまであった。

ベンチレーター

 エアコンの外気導入に近い機能で、こちらはフタが大きく開いて、大量の走行風を取り入れることができた。要は空気導入用に穴が空いていて、フタを開ければ風が入ってきて涼しい感じがしたのだ。マツダのポーターキャブは顔部分に付いていたし、スバル360はボンネット上部にフタが付いていた。またハコスカにも通称パタパタ呼ばれるベンチレーターが付いていた。

扇風機

 今でもクルマ用の小さな扇風機はある。ただし、昔はけっこうな台数のクルマが扇風機を車内に付けていた。Bピラーのところにクリップなどで止めるのが一般的で、ないよりはズッとマシだった。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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愛車
フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
趣味
レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
好きな有名人
遠藤ミチロウ、岡江久美子

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