じつは意味なし! でも楽しいから許して! クルマ好きがやりがちな「根拠不明」な行為5選 (2/2ページ)

駐車前にエンジンを吹かす行為も場合によっては無意味

4)エンジンをひと吹かししてから切る

 もはや習慣なのか、かっこつけでやっているのかは不明だが、インジェクションのクルマでこの行為はほぼ無意味。むしろ、普通にエンジンを切るよりもガソリンを多く消費するわけで……。

 その反面、インジェクションが一般化されるまえの旧車、主にキャブ車であればマスターしておいたほうがいい「作法」といえます。ただ漫然とアクセルペダルを「ブォン!」と踏み込めばいいってわけじゃないので、慣れとコツをマスターする必要がでてきます。

 これを面倒と思えるか、マスターしてみたいと思うかで、旧車乗りの向き不向きが分かるかもしれません。

5)ライトチューンでものすごい数の追加メーター

 水温計・油温計・油圧計・ブースト計・負圧計・電圧計・排気温度計・燃圧計・空燃比計・体温計……はないか。

 車検証に「改」が記載されるほどのチューニングが施されているならともかくとして、ライトチューンであれば、ここまでありとあらゆる追加メーターをインストールする必要はなさそう。

 往年のチューニングマシンのように、ダッシュボードに穴を開けていくつもの追加メーターを並べてみたり、あえてグローブボックスに追加メーターやターボタイマーなどをまとめてインストールするのも雰囲気重視でいいかもしれない。

まとめ

 無意味だって、格好良くて楽しければいいんでない?

 いずれも無意味だし、無駄といわれてしまったらそれまでのことばかり。その「余白」にこそ美学があったり、新たな発見やアイディアのヒントが隠れていたり……。

 おそらく正解や答えなんてないし、本質はそこではなく「無意味だって、格好良くて楽しければいいんでない?」に尽きるのかもしれません。


松村 透 MATSUMURA TOHRU

エディター/ライター/ディレクター/プランナー

愛車
1970年式ポルシェ911S(通称プラレール号)/2016年式フォルクスワーゲン トゥーラン
趣味
公私ともにクルマ漬けです
好きな有名人
藤沢武生

新着情報