「三が日」の初売りセールが激減! 即納でお得な「お年玉特価車」も用意されず! それでも正月の新車ディーラーに足を運ぶべき理由 (2/2ページ)

車種にこだわりがなけれな初売りで掘り出し物が見つかるケースも

 ただし、3日に店を開けているのだが会社全体としては休業日となっていることも多いと聞いたことがある。つまり、休日出勤対応として半数のスタッフで店を開けているケースが多いのだ。たとえば、年末に店舗スタッフの半数に早めに年末年始休暇に入ってもらい、その代わりその半数のスタッフに休日出勤という形で3日に店を開けてもらっているとあるディーラーで聞いたことがある。ただし、現状新車の販売現場は働き手不足が深刻なので、半数交代出勤などができない状況がほとんどとなり、3日からの初売りをやめているとも聞いている。

 調べた限りでは、それでも4日から店を開けるところが多く、2023年のディーラーの初売り開始は調べた地域では、全体で見ると早まっているといえる。現状では納期遅延が深刻で、即売できるような“お年玉特価車”を豊富に用意することはできない。それでも新車ディーラーも商売なので、あの手この手で隠し玉としてお年玉特価車を出すことがある。また2022年の初売りでは、即納可能な在庫車ではなく、ディーラーが先行発注している車両に、格安でディーラーオプションをセットで装着できるようにしたものを用意して、通常の特価車の代わりにしていたディーラーもあった(つまり優先納車できるお年玉特価車ということ)。

 “早期納車できる在庫車がないので店だけ開けます”ではなく、初売りと銘打ってフェアを行うのだから、それぐらいのサプライズはディーラーとしても用意するだろう。2022年も1月3日と4日でいくつか初売りフェアをまわったが、仮に初売りらしい目玉がなくとも、「初売りなので……」と値引きも含め意外なほどの好条件が提示された。現状で長期の納期遅延になっていたり、新規受注を停止している車種は確かに初売りだからと言ってもどうしようもないだろう。ただそんなクルマばかりではないのも確か。あまり車種にこだわらず新車の購入を検討している人にとっては、意外な掘り出し物が初売りで見つかるかもしれない。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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