ゲームの中だけに存在する1000馬力超えの怪物フェラーリ! 「ビジョン・グランツーリスモ」は単なる夢物語じゃない可能性もある (2/2ページ)

ファンはフェラーリ創立75周年モデルとしての製作を願う

 この499Pも、ビジョン・グランツーリスモも、そのメカニズムの構成は同一であるとされる。すなわち、ミッドに搭載されるエンジンは、約3リッターの排気量が設定されたV型6気筒ターボで最高出力は1030馬力以上。さらに、左右のフロントホイールとリヤアクスルにはエレクトリックモーターが搭載され、こちらはBoP(性能調整)による速度域内では3基のトータルで326馬力を発揮してエンジンをサポートする。

 ちなみにこのハイブリッド技術には、フェラーリがこれまでF1で培ってきたものが生かされている。

 組み合わせられるミッションは8速のDCT。乾燥重量は1250kgに抑えられているというから、その運動性能は現実の世界においても、確実に世界の頂点を意識させられるものになるだろう。

 フェラーリによれば0-100km/h加速は2秒以下。最高速は350km/h以上のパフォーマンスを想定しているというが、それを実際に創立75周年のアニバーサリーモデルとして製作してほしいと願うカスタマーもきっと大いに違いない。

 あらためて考えてみれば、限定生産を前提としたスペチアーレの前作、ラ フェラーリの誕生からは、すでにかなりの時間が経過してしまった。このビジョン・グランツーリスモは、当然のことながらシングルシーターとして設計されているが、その問題さえ解消すれば、プロダクション化という夢も無謀ではないような気もする。フェラーリの英断に大いに期待したいところだ。


山崎元裕 YAMAZAKI MOTOHIRO

AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員 /WCOTY(世界カーオブザイヤー)選考委員/ボッシュ・CDR(クラッシュ・データー・リトリーバル)

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フォルクスワーゲン・ポロ
趣味
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