乗用はN-BOXだけど商用車は何が一番売れてる? 気になる販売台数ランキングを調べてみた (1/2ページ)

この記事をまとめると

■4輪車は乗用車と商用車に分けられる

■商用車はどの車種が売れているのかを解説

■新車で販売される商用車の約40%が軽自動車

商用車では軽自動車が主役

 4輪車は、用途としては乗用車と商用車に分けられ、ボディサイズやエンジン排気量では、小型/普通車と軽自動車に分類される。つまり合計4種類になる。

 その国内販売台数の比率は以下のとおりだ(データは2022年1〜11月)。

・小型/普通乗用車:53%

・軽乗用車:29%

・小型/普通商用車:8%

・軽商用車:10%

 上記からわかるとおり、乗用車の分野では、小型/普通車が53%だから軽自動車の29%に比べて圧倒的に多い。乗用車だけに限ると、小型/普通車が65%を占めて軽自動車は35%だ。

 ところが商用車では、軽自動車が小型/普通車よりも多い。つまり乗用車は小型/普通車が売れ筋なのに、商用車では軽自動車が主役になる。今は日本で新車として販売されるクルマの約40%を軽自動車が占めるが、その普及率は商用車が高い。軽商用車は、まさに日本の物流を支える大切な存在だ。

 そこで商用車の販売ランキングを見てみたい。

 少し古いが、データのそろう2021年の販売台数で見ると、車名別の1位は1カ月平均で約7900台を登録したトヨタ・ハイエースだ。ライバル車の日産キャラバンには大差を付けている。

 2位は軽自動車のダイハツ・ハイゼットトラックで、2021年の1カ月平均は約6600台だ。

 ただしOEM車を含めた「生産総数」というデータを算出すると、ランキングの順位も変わってくる。


渡辺陽一郎 WATANABE YOICHIRO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ポロ(2010年式)
趣味
13歳まで住んでいた関内駅近くの4階建てアパートでロケが行われた映画を集めること(夜霧よ今夜も有難う、霧笛が俺を呼んでいるなど)
好きな有名人
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