日本レース写真協会が選ぶ「JRPA AWARD 2022」が決定! ド迫力の写真展も開催中 (1/2ページ)

この記事をまとめると

■日本レース写真家協会が「JRPAアワード」を選出

■「JRPAアワード」は「HOSHINO RACING TEAM IMPUL」が受賞

■特別賞はロードレース世界選手権のMoto2に出場する小椋 藍選手

レースの最前線に立つ写真家が選ぶチームと選手が表彰される

 事実は小説より奇なり、とはいうが、レースにはシナリオでもあるのか? というほどドラマチックな出来事が起こる。だがそうしたシーンはほんの一瞬の出来事。その決定的瞬間をファンが目にすることができるのは、コースサイドで撮影し続けているカメラマン写真があってこそなのだ。

 そうしたさまざまなモータースポーツシーンの最前線に立ち続けるのが、「日本レース写真家協会(通称:JRPA)」に所属するカメラマンたちだ。彼らはスーパーGTやスーパーフォーミュラといった国内主要レースはもちろん、ときにはル・マンなど、数え切れないほどのビッグレースを、そのカメラに収めている。

 そして先述のJRPAでは、2005年より「その年1番のフォトジェニック」を選ぶ「JRPAアワード」を会員(60名)の投票により決めている。フォトジェニックというのは、「画になる」や「写りがいい」という意味で、今風にいえば「映え」といったところ。

 その「JRPAアワード」が先日決定したのだ。今年受賞したのは、スーパーGTで27年ぶりのシリーズタイトルを獲得した「HOSHINO RACING TEAM IMPUL」となった。鮮やかな青色が特徴のボディーカラー「カルソニックブルー」は、国内のレースシーンではあまりにも有名な1台で、業界でもトップクラスにファンが多い超名門チームだ。現役時代、日本一速い男の異名で知られた星野一義さんが監督として率いるチームで、昔から熱狂的なファンも多い。選出理由は以下だ。

「2022年のSUPER GT GT500クラスで第5戦鈴鹿では予選15番手からドラマチックなレースをみせシーズン初優勝。その後も勢いを保ち、第8戦もてぎで2位に食い込み、27年ぶりとなるGT500チャンピオンを獲得した。ドライバーの平峰一貴とベルトラン・バゲット、さらに星野一義、星野一樹親子の感情豊かな表情、カルソニックブルーのNISSAN Zは年間を通じてフォトジェニックであった」

 長年レース現場の最前線に立ち続けるJRPA会員だからこその目線での受賞となった。


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