圧倒的な運動性能の「GRヤリス」「GRカローラ」をさらにイジるか! トヨタ謹製「GRパーツ」が凄い (2/2ページ)

CVT車でもスポーティな走りを楽しめるパーツ

 見えない部分の走りに関する機能系パーツの展開が熱かったのがヤリスCVT、GRヤリスRSに向けたパーツ類たちです。ラリーの現場で開発されたスポーツCVTのECUは、パワーモードでエンジン回転数を高回転にキープし、コーナー立ち上がり時のレスポンスアップを狙ったアイテム。CVTでもスポーティな走りを楽しむことができます。

 また、これまであまりなかったCVT用の機械式LSDも用意。ATに使用している不織布を採用した摩擦材を使用することにより、MT車と同じ容量の機械式LSDの開発を実現しました。現在検証中ではあるものの、メンテナンスに関しても数万キロに1度オイル交換をする程度で済むほど、メンテナンスフリーなパーツになる予定で、CVT車でのスポーツ走行の幅が広がりそうなアイテムです。

 そのほか、先代となるZN6の86のリフレッシュプロジェクトも紹介されていました。こちらは具体的なパーツの展示などはありませんでしたが、説明員に多くの来場者が熱心に話を聞いていました。現在でも社内の運転教習で使われているZN6ですが、ハードに走りこむため教習車は定期的にリフレッシュをしています。そのリフレッシュで得たノウハウがこのプロジェクトに生かされていて、交換すると新車に近づくと判断された部分がプランに盛り込まれる予定となっています。

 上記で紹介した以外にもGRヘリテージパーツなど、多くパーツ類が展示されており、マニアな来場者たちが熱心に見入っていました。多くの需要に応えるGRパーツの展開に今後も目が離せません。


西川昇吾 NISHIKAWA SHOGO

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愛車
マツダ・ロードスター(NB8C後期型)/ボルボV40 T4
趣味
スポーツ走行、写真撮影、ネットラジオ鑑賞
好きな有名人
織田裕二、駒形友梨

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