ガチに「チキチキマシン猛レース」から出てきた!? と思ったらコッチが元祖の「フェルベス・レンジャー」って何もの? (2/2ページ)

冗談みたいな姿とは裏腹のしっかりしたオフロード性能

 1966年から5年の間に約600台が生産されたそうですが、一説によると現存しているのは50台ほどだとか。それゆえ、オークションに出品されることも非常に稀で、2~3万ユーロ(約300~450万円)と、ガンセキなわりに高値安定。イタリアの山奥で朽ち果てているタマでも見つけて、それこそこん棒でもって叩けばどうにかなりそうな気もしますけど(笑)。

 そんなリアル・ガンセキオープンですが、しっかりオフロード性能が持たされていました。前述のとおり、全輪駆動のほかに二輪駆動モードも備え、さらには左右別々に手動によるロックが可能という構造で、狭いあぜ道などでも小まわりが効くなど、なにげに高性能。

 搭載エンジンは18馬力ほどを絞り出すといいますが、低めのギヤ比もあって70とか80km/hが精一杯。スピードが遅いと、チキチキではこん棒で叩かれたりしていましたが、こればかりはいたし方ないかもしれません。もっとも、フェルベス・レンジャーに乗りこんでしまえば、チキチキマシンの歌詞どおり「走っていれば、この世は天国♪」文句のつけようもないでしょう。

 ちなみに、国内にもお乗りのマニアがいらっしゃるので、走っている姿を見るチャンスがありますよ! でも、くれぐれもこん棒で叩いたりしないでくださいね。叩くのはガンセキオープン、こちらはフェルベス・レンジャーというリアルなマシンですから(笑)。


石橋 寛 ISHIBASHI HIROSHI

文筆業

愛車
三菱パジェロミニ/ビューエルXB12R/KTM 690SMC
趣味
DJ(DJ Bassy名義で活動中)/バイク(コースデビューしてコケまくり)
好きな有名人
マルチェロ・マストロヤンニ/ジャコ・パストリアス/岩城滉一

新着情報