トヨタから「歩く」をサポートするマイクロモビリティが登場! 新世代のセニアカー「C+walks」の販売をスタート (1/2ページ)

この記事をまとめると

■トヨタからマイクロモビリティ「C+walks」が誕生

■高齢者に向けた新世代のセニアカーで安全装備が充実しているのが特徴だ

■最高速度は6km/hで満充電で約12kmほど走行可能となっている

高齢化社会が進む日本にとって大きな武器になる1台

 街なかで、高齢者が移動の足として電動で動く四輪車「セニアカー」に乗っている姿をたまに目にする。あれは、バッテリーで動くマイクロモビリティの一種で、「歩けるけど歩行があまり得意ではない」「買い物に行った先から荷物を持ち帰るのが大変」といった方々によく愛用されているものだ。

 しかし、セニアカーの多くはただ動いて止まるだけというシンプルなもので、歩行者の速度程度しか出ないにしろあまり先進的な装備は採用されていない。しかし、動く乗り物なだけにそういった安全装備や先進装備はより充実していてもいいのではないだろうか。

 そこでトヨタから誕生したのが、今回紹介する「C+walk s」だ。

 この先進的デザインが光るマイクロモビリティは「自分一人の力で歩けるものの、日常生活の中で長距離・長時間の歩行に困難を感じている方々をサポート」することを目的として開発された乗り物で、歩道を走行でき、前方の路面状況を把握しやすい3輪タイプのモビリティとなっている。

 高齢者を対象としたものなので、速度は歩行者の移動速度とほとんど一緒となっており、家族や友人、介護者などとも同じ速度で移動できるほか、従来のセニアカーではほとんど見ることがなかった走行時に前方にいる人や障害物との衝突回避に寄与する障害物検知機能といった安心装備を搭載。

 この「C+walk s」は、構造的な説明をすると、ステップ高を130mmと低く設定し、広いステップや立ち座りしやすいシートポジション、跳ね上げ可能なアームサポートなど、乗降に配慮したユニバーサルなパッケージとなっているのが大きな特徴で、車輪は走行時に運転者から前方の路面が見やすい「前1輪・後2輪」の3輪構成となっている。

 動力はバッテリーとなっており、ハンドルステム部(フロントフォーク上端とハンドル下端部中央とを繋ぐ部分)からシームレスにつながる樹脂ボディにワンタッチで脱着可能な取換式バッテリーを搭載している。なので、車両を外に置いたままバッテリーだけ自宅の中で充電することができる。バッテリーは2.5kgと軽量な脱着式リチウムイオンバッテリーを採用しており、付属の専用充電器(AC100V)に接続し、およそ2.5時間で充電が可能となっている。1回の満充電での連続走行距離約12kmだ。

 シート下には大きな収納を用意しており、ここにはスーパーなどで使われている一般的なサイズの買い物カゴが丸々収納可能なので、自分用のカゴなどを利用すれば袋などに移し替えることなくそのまま自宅と買い物先を行き来できるのも嬉しい。

 ボディカラーはブラックを基調とし、よりスタイリッシュに魅せる「ウォームグレー」、「グレーメタリック」、「カッパーマイカメタリック」のカラーパネルを販売店装着オプションとして設定しているので、好みの色やライフスタイルに合わせた1台を手にすることも可能だ。


新着情報