発売前から人気沸騰の「デリカミニ」! そこで登場したらバカ売れ必至の「ミニ」5台を考えてみた (2/2ページ)

SUVブームのいま出せば絶対売れる!?

 続いて、2003年に登場したときには時代が早すぎたのか、あまりヒットせず短命に終わってしまったクルマですが、いまになって中古車市場で大人気となっているホンダ・エレメント。前のドアと後ろのドアが左右に観音開きでガバッと開くのが特徴の、どこかアメリカンな雰囲気が素敵なクロスオーバーSUVです。

 ブラックの樹脂パネルをフロントマスクやサイドにあしらったデザインや、助手席までフラットになるためサーフボードなども積める実用性の高さも人気のヒミツ。海辺でドアを開け放ってお昼寝したくなるような、ちょっとロマンチックな要素もあるクルマです。

 軽自動車にするとなると、全長の規格が短いので観音開きのドアをどうやって実現するか、というところがキモになると思いますが、すでにN-VANで後ろがスライドドアとなるピラーレス仕様のドアは実用化しているホンダなので、なんとかやってくれそうな気がします。エレメントミニ、熱望します。

 次は、フランス生まれの癒し系5人乗りミニバンとして、本国も驚くほど日本で大ブレイクしている、ルノー・カングー。タマゴ色のボディカラーが代名詞となっていますが、日本ではカラフルなボディカラーがとくにウケていて、これまでにピンクやグリーン、ブラウンなど、国産ミニバンでは考えられないような色もたくさん販売されているんです。

 最近フルモデルチェンジしたばかりで、デザインもかなり大人っぽく上質なイメージに変身したので、もしかすると前のほんわか系デザインのほうが好きだなという人もいるかもしれません。

 カングーの特徴といえば、日本ではバックドアが観音開きになっているところですが、軽自動車にするとそこが難関となりそう。でも、両側スライドドアでデザインが初代か2代目っぽい雰囲気のカングーミニ、売れそうです。ルノーは日産、三菱とつながっていますので、ぜひ企画して欲しいと思います。

 さて、軽自動車のスポーツカーといえば、以前はスズキ・カプチーノ、ホンダ・ビート、ダイハツ・コペンと盛り上がっていたジャンルです。ビートの事実上の後継モデルとしてS660が登場して、また盛り上がるかなと思いきや、生産終了となっていまでは残っているのはコペンのみ。でも、走りを磨いたGRコペンが登場したので、1台くらいライバルが出てくれないかなと考えてしまいますね。そうなると、日本が誇るスーパーカーといえば、日産GT-Rしかないでしょう。

 オープンモデルにして、本家と同じく4WDにしたらちょっと面白い軽スポーツになりそうではないですか? もしGT-Rミニが実現したら、またホンダもNSXミニを出してきたりするといいなぁと妄想は膨らみますね。

 ということで、デリカミニのように「ミニ」にしたらウケそうなモデル。ぜひみなさんも妄想してみてくださいね。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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