本気でこの先乗れなくなるからいま買うしかない! 音も感触も最高の「傑作エンジン」なのにお手頃価格の中古車5選 (2/2ページ)

イタリアとフランスのクルマは走りが気持ちいい!

 さて、前半ではイタリアとドイツの名機=名エンジンを搭載したクルマを紹介しました。が、「そういう高級車ならエンジンが良いのは当然だろ!?」という声(クレーム?)が聞こえそうなので、後半ではもっと小さくて実用的で、それでいて魅力的なエンジンをリストしました。

 その一番手は、イタリアの名門・アルファロメオが1992〜1997年に製造・販売していたアルファロメオ155です。この155には2リッターの直4エンジンと2.5リッターのV6エンジンの2タイプを搭載。DTM(ドイツツーリングカー選手権)に参戦していたマシンのベースであるV6エンジンも捨て難いのですが、サウンドとフィーリングにおいては、格別に魅力的な直4エンジンがお薦め!

 買うとしたら、1995年にマイナーチェンジして8バルブから16バルブになったアルファロメオ155 2.0ツインスパーク16Vが良いでしょう。たった4気筒、わずか2リッターなのに、アクセルを踏んだ途端にモリモリとパワーが湧き出て高回転まで澱みなく吹き上がるのです。エンジン&エキゾーストサウンドは決してスーパーカーのような高音ではないのに、なぜか五感を刺激しまくり。5速MTを駆使してのドライビングはまさに快感そのもの!

 その快感に魅せられた当時のクルマ専門誌編集者やモータージャーナリストは、こぞって155を買っていましたっけ。そんな魅力的な155なんですが、難点はマニアックなファンが多いこともあって、セカンドマーケットでは在庫車が少なく、したがって割高なこと(グッドコンディション車は要応談がほとんど)。ご興味がある方は、アルファロメオ専門店をまめにチェックしてくださいませ。

 最後にもっと排気量が小さく、さらに気筒数が少ないエンジンを紹介します。それはルノー・トゥインゴです。そもそもトゥインゴは1993年にデビューした、ユニークで可愛らしいスタイリングのフレンチコンパクトカーですが、お薦めは2014年にRR(リヤエンジン・リヤドライブ)としてリニューアルした3代目です。

 とくに2020年に追加されたトゥインゴSという異色のモデルがよろしいかと思います。というのも、この2020年トゥインゴSは998ccの直列3気筒と5速MTを組み合わせたパワートレインを搭載しているから!  1リッターにも満たない排気量の3気筒エンジン(しかもターボじゃない!)は73馬力しか発揮しないため、はっきり言って「遅い」のひと言……(当時の試乗インプレッションでは遅いと明言しているモータージャーナリストが多数)。でも、コロコロと軽やかにまわるエンジンはとても気持ちよく、街なか〜山道のドライブは快感そのものだったそうです。

 ちなみに、2020年式トゥインゴSの中古車価格は、当時の新車価格179万円からマイナス79万円ほど。つまり100万円そこそこで、こんなに可愛くて気持ちいいコンパクトカーに乗れるのです。いかがですか?

 クルマの電動化が進む昨今、ガソリンを燃やして走ることの気持ち良さを堪能できるのは、あとわずかかもしれません。いまのうちに気持ちいいエンジン、楽しいドライビングを味わっておいてはいかがでしょうか。


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