N-BOXが20万台超えでヤリスに圧勝! それでもトヨタの強さが目立った2022年度の新車販売ランキング (2/2ページ)

納期が販売台数に大きく影響

 トヨタ・シエンタとホンダ・フリードの宿敵対決は、約1.2万台の差をつけシエンタの勝利となっている。トヨタは事業年度締め下半期ぐらいから全体的に生産体制の回復を積極的に行った結果、トヨタ車全体の納期が縮小された。そもそも登場したばかりの新型トヨタ車にしては納期がそれほど乱れていなかったシエンタだが、生産体制の回復でフリードとの納期(短納期傾向が目立っていた)の差が許容範囲の差となったことが勝因のひとつといっていいだろう。

 登録車のみのランキングでトヨタ・ルーミーが2位になっている。通年で納期遅延がそれほど顕著にならなかったので、販売現場としても「売りやすいクルマ」として重宝したように見える。

 6月に新型がデビュー予定とされるアルファードは、事業年度締め下半期が始まるころに現行モデルの新規受注を停止している。それでも総合ランキングで21位、2023年3月単月の総合ランキングでも23位に入っている。2020事業年度締めでは車両価格が高額で、ディーラーにとってもおいしい高収車種にもかかわらず、年間販売台数で10万台超えも達成している。しかしすでに「アルファードバブル(人気が高いので値落ちが極端に少ない)」は終焉に向かっているとも言われているが、次期型がどんな販売動向を見せてくれるのかも楽しみである。

 人気車が多いが故なのか、トヨタ車のなかには深刻な納期遅延車も目立つが、それでもランキングトップにはトヨタ車ばかりが名を連ねている。不利な販売環境でも、納期が早いからなどとして他メーカー車へお客を逃がすことなくしっかり受注しているのは、やはり「販売のトヨタ」の真骨頂といっていいのかもしれない。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
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