AMGの弾丸ハッチバック「新型A35 & A45」が登場! A35には電動化技術も搭載 (2/2ページ)

ARナビが使用できる最新世代のインフォテインメントシステムを搭載

 インテリアには、新世代メルセデスに装着されている3本のツインスポークステアリングホイールや、「ハイ、メルセデス」で起動して、目的地設定や車内空調の調節などの音声認識機能が使用できる対話型インフォテインメントシステムの「MBUX」をアップデート。新たに、最新のAR技術を利用して、ナビ案内時に実際の景色に進行方向へ矢印を表示する「MBUX ARナビゲーション」が備わったことで、不慣れな場所を運転する際にも心強い。

 加えて、A35には人工皮革の「レザーARTICO」とアルカンタラの「マイクロカット」を組み合わせたシートが標準装備されている。このシートは、メルセデス・ベンツが目指す2020年代末に向けてのカーボンニュートラル実現のために採用されたもの。新車における乗用車1台あたりの全ライフサイクルにわたる二酸化炭素排出量を2020年比で半減させることを実現させることを目標にした「アンビジョン2039」に基づいて、設計時に素材を見直し、シート中央部の表面の65%、内部材料の85%がリサイクルから得た原料で製作されている。

 ちなみに、A35にオプションで設定されるアドバンスドパッケージを選択すると、本革ブラックのインテリアに変わることで、シックで高級感のある室内空間を演出した。

 A35のパワートレインは、2リッター直4ターボエンジンの「M260」を搭載。最高出力306馬力、最大トルク400Nmを発揮する。このエンジンのターボには、低回転での力強さと中高回転域での伸びやかな加速を実現したツインスクロールターボチャージャーを採用。加えて、可変バルブリフトシステム「カムトロニック」という技術も用いられている。

 今回の改良で、ベルトを介してクランクシャフトと接続されたスターターと発電機を兼ねたモーターの「BSG」と48V電気システムを組み合わせ、回生ブレーキで発電した電気をエンジン始動や加速時などの際に最大160Nmもの動力補助を行う、電動化システムを搭載。より力強い走りを実現。

 そして、A45 Sには2リッター直4ターボエンジンの「M139」を搭載。最高出力421馬力、最大トルク500Nmを発揮する。こちらは、ひとりの職人がひとつのエンジンを組み上げる「ワンマン、ワンエンジン」という理念に沿って組み上げられた高精度なユニットで、A35同様のツインスクロールターボチャージャーや、可変バルブリフトシステムの「カムトロニック」に加え、エンジンブロックにピストンとシリンダーの摩擦を低減する特許技術「ナノスライド」が施されている。

 A35とA45 Sには、8速DCTの「AMGスピードDCT」と4輪駆動システムの「4マティック」が組み合わさっている。これによって、全速度域での自然な加速性能と素早いシフトフィール、シフトアップ時の最適なギヤの繋がりを得られるようになった。また、選択したドライブモードに応じて自動制御のフラップによりエキゾーストサウンドが切り替わる機能も付いている。

 安全装備として、メルセデス・ベンツの「インテリジェントドライブ」が搭載され、高速道路などで先行車を認識して追従して自動で加減速も行うアクティブディスタンスアシスト・ディストロニックや障害物などを検知して警告し、十分な制動力が得られるようにブレーキの圧を高めるアクティブブレーキアシストなどでドライバーの不測の事態に対応できるようになっている。

 また、A35 セダン 4マティックもハッチバックモデルと同様に、エクステリアの意匠変更、最新世代へと装備をアップデート、ベルト駆動のモーターによる電動パワーユニットの搭載、といった改良が行われた。

 メルセデスAMG A35 4マティックは754万円。

 メルセデスAMG A35 セダン 4マティックは761万円。

 メルセデスAMG A45 S 4マティック+は922万円。


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