最近のクルマで流行りの未塗装黒樹脂パーツ! 未塗装だけど傷がついたら修復できるのか調べてみた

この記事をまとめると

■未塗装の樹脂でできたパーツを採用するクルマがある

■最近はバンパーやモール、ホイールアーチなどに多く採用されている

■樹脂部分にキズが付いてしまった際の補修方法について解説

ディーラーでは基本的にパーツごと交換

 その昔に多く採用されていて、いまから20年ほど前になるとあまり見かけなくなったのが、未塗装の黒い樹脂だ。ワイパーの付け根のカウルトップにはずっと使われているが、バンパーやモール、ホイールアーチなどは最近になってまた積極的に採用されるようになってきた。

 SUVであれば無骨な感じを演出するのに効果があるし、スポーツカーでは精悍なイメージをプラスすることができる。また輸入車であれば、シトロエンC4カクタスのように大胆なデザインの一貫として採用されていたりもする。

 これほど普及していると気になるのが、キズを付けた場合に補修が可能かということ。バンパーも含めて塗装部分であれば叩き出し、パテ盛り、塗装などで修復は可能だ。一方、未塗装バンパーの場合はそもそも塗装面がまったくなくて、素地だけなので、どうやって修復するのか気になるところ。

 いくつかのディーラーに聞くと、基本的にはパーツ丸ごと交換になるとのこと。理由はもちろん元に戻せないからと、至極真っ当なものとなる。ただ、まったく不可能なわけではなく、板金塗装店のなかには対応可能というところがあって、よく見てもわからないレベルに仕上げてくれる。知る限りでは、削ったり、パテを使ったりして下地を整えたら黒く塗装をして、ザラザラに仕上げるところが多いようだ。

 つまり樹脂素材自体を元に戻すのではなく、それ風の風合いにするということになる。ほかにも方法があるのかもしれないが、プロのテクニックを駆使してざらついた表面にするというのは、いい意味でのごまかしと言っていい。そのため、将来的にそこだけ色や感じが違ってくるかもしれないと、事前確認する場合もある。

 いずれにしても、素人にはプロと同じようにというのはさすがに無理。ただし、目立たなくはできる。黒い樹脂に付くキズは、ささくれのようになって白くなるのが特徴なので、まず目の細かいペーパーを使って、少しずつささくれた部分を取り除いてやる。ペーパーを使う自信がない場合は砂消しゴムでもよく、これだけでも目立たなくなるはずだ。

 さらに白くなってしまった場合は、未塗装樹脂のコーティングが最近はあるので、それを塗ってやると周囲ともども自然な風合いに黒くなって、キズをかなり消すことができる。そもそも黒い未塗装樹脂というのは紫外線や熱の影響による、経年劣化が問題になることが多く、キズを目立たなくすることも含めて、定期的な手入れは必要な素材と言っていい。簡単に言ってしまえば、キズだけでなく、白く劣化するのも気になるという、気になることだらけの素材なのだ。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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フィアット500(ヌウォーバ)/フィアット・プント/その他、バイク6台
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レストア、鉄道模型(9mmナロー)、パンクロック観賞
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