昭和のディーラーオプション三種の神器のひとつ「ドアバイザー」が令和のいま脚光のナゼ? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■かつて「ディーラーオプション三種の神器」というのが存在した

■それが「フロアマット」「ハーフサイズレースシートカバー」「サイドバイザー」だ

■現在コロナ禍もあってか「サイドバイザー」が再注目されている

令和版「ディーラーオプション三種の神器」とは

 過去には「フロアマット」、「ハーフサイズ(シートバック上半分)レースシートカバー」そして「サイドバイザー」が、新車販売時におけるディーラーオプションでの“三種の神器”とされた。

 ちなみに、現行車で比較的昭和を引きずっていると思われるカローラセダンのアクセサリーカタログを見ると、ベーシックセットと名付けられた令和版ディーラーオプション三種の神器が存在していた。タイプ「A」「B」「C」と3セット用意され、基本的にはドアバイザー、ラゲッジソフトトレイ、フロアマットがセットになっているのだが、フロアマットについて、「W×Bグレード専用」、「ラグジュアリー」、「デラックス」の3種類から選ぶことができるので3セット用意されているようである。

 カローラセダンよりカジュアルイメージの強いヤリスクロスを見ると、「ベーシック「いちおし」セット」というものが用意されており、「フロアマット(デラックスタイプ)」、「サイドバイザー(RVワイドタイプ1)」、「盗難防止機能付きナンバーフレーム」がセットとなっていた。

 ヤリスクロスでもサイドバイザーのニーズは高いようである。いまでは呼び名は異なるものの、フロアマットを中心にいくつかの用品を組み合わせた、セットオプションが多くのモデルで用意されている。ちなみに昭和の香りの強い“半レースシートカバー”は令和のいまでもカローラセダンでは用意されていた。

 そもそもサイドバイザーは、いまでは想像できないほど喫煙率が高くてクルマにはシガーライターと灰皿が当たり前のように標準装備され運転中の喫煙も当たり前の昭和の時代、雨天時でも窓を少し開けても雨水が車内に入ってこないようにして車内換気ができる便利パーツとして普及していった。バブル経済あたりのころまでは、「雨天時でも車内換気できる」という機能性を重視した金属素材で風切り音なども意識しないデザインのものもあったりしたが、徐々にバブル経済のころあたりからアクリル製で風切り音が出ないように意識したものが登場してきた。


小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

-

愛車
2019年式トヨタ・カローラ セダン S
趣味
乗りバス(路線バスに乗って小旅行すること)
好きな有名人
渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

新着情報