触らぬ神に祟りなし!? クルマの「液類」はけっこう危ないものが多かった! (1/2ページ)

この記事をまとめると

■クルマには油脂類と呼ばれるさまざまな液体が使われている

■これら油脂類は定期的に交換をする必要がある

■使用済みの油脂類はそのまま捨てることができないため取扱い注意なものが多い

クルマに使われているさまざまな油脂類

 クルマには油脂類と呼ばれるものが使われている。オイルなどの油系のことだが、メンテナンスの際には液体モノも加わることが多い。具体的にはエンジンオイル、ミッションオイル、ブレーキフルード、冷却水、最近ではメンテナンスフリー化が進むがバッテリー液となる。つまり、メンテナンスではこれらは交換可能なモノで、定期的に交換するのが一般的なものだ。交換するのはいいのだが、問題は扱い方で、クルマに使用される液体は取り扱い注意なものが多い。今回はどんな影響があるのか見てみよう。

エンジンオイル&ミッションオイル

 単純にエンジンを止めて抜いたばかりのオイルは100度近いこともありうるので、めちゃくちゃ熱い。当たり前だろうと思うかもしれないが、DIYで交換している人で、たまに見かける軍手をするのはじつはご法度。万が一、こぼれて染みた場合、火傷の被害が拡大してしまう。素手もしくは流行りのゴム手袋のほうが火傷をするにしても被害は少なく抑えられる。

 また、健康被害としては、警告として缶に表示されているように、皮膚に付着すると炎症を起こす可能性があるとされている。

 もちろん自然に蒸発するものでもなく、水にも溶けないので捨てる際はDIYなら処理箱に入れてゴミとして燃やすか、ガソリンスタンドや修理工場で引き取ってもらうようにする。適切に処理することで、リサイクルされたり、燃料に使われる。

ブレーキフルード

 こちらはエンジンオイル以上に付着するとダメージは大きい。まず皮膚につくと、水で洗い流してもカサカサになってしまう。さらに塗装に付いても表面が曇ったようになってしまうし、さらに放置しておくと塗装がブヨブヨになって剥がれてしまう。

 取り扱いは慎重になる必要があるものの、吸湿性が高いので付いたり、こぼれたりしたら水をかけてやればすぐに落とすことができて、問題は発生しないだろう。


近藤暁史 KONDO AKIHUMI

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