SUVを買うなら「3つの角度」のチェックは必須! 「悪路の強さ」を決める「AA」「LBOA」「DA」ってなに? (1/2ページ)

この記事をまとめると

■SUVが悪路に強いかどうかは「3つの角度」が重要になる

■3つの角度は地面のギャップや坂道でクルマを「ぶつけない」かどうかの指標になる

■本記事では「AA」「LBOA」「DA」という3つの角度を解説する

オフローダーを語るならはずせない「AA」「LBOA」「DA」

 ランドクルーザープラドが、ランドクルーザー250と名前を改めて発売されることになった。トヨタ自身が原点回帰と呼ぶデザインは骨太感にあふれていて、これまで以上にオフロード性能が期待できそうだ。

 とはいえ現時点でわかっているスペックは、ランクル初のハイブリッドを含めた5種類用意されるパワートレインとボディサイズぐらいで、これだけで走破性を占うのは難しい。

 個人的には車体と路面が作り出す対地障害角、具体的にはアプローチアングル(AA)、ランプブレークオーバーアングル(LBOA)、ディパーチャーアングル(DA)がどのぐらいになるかが気になっている。

 それぞれの言葉がわからない人のために説明すると、AAとは前方の障害物をフロントバンパーが地面に接触せず前輪が乗り越えられる角度、DAは逆にリヤバンパーやマフラーが接触せずに障害物を後輪がクリアできる角度で、LBOAは障害物を乗り越えた際に床下が接触しない角度のことだ。

 最新のSUVはたしかに高度な駆動制御を持っており、以前ではその道のエキスパートでなければ難しかった悪路の通過がイージーにできるようになった。しかし、バンパーやフロアが引っかかってしまっては、そもそも前に進めない。ゆえに走破性を真剣に考える人にとっては、3つの数字は大事だと思っている。


森口将之 MORIGUCHI MASAYUKI

グッドデザイン賞審査委員

愛車
1971シトロエンGS/2002ルノー・アヴァンタイム
趣味
ネコ、モーターサイクル、ブリコラージュ、まちあるき
好きな有名人
ビートたけし

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