【試乗】雪道はもちろんドライ路でも雨でも安心! ヨコハマのスタッドレスタイヤ「アイスガード7」で冬の北陸旅を満喫した (1/2ページ)

「アイスガード7」を履いて冬の金沢までロングドライブ

 猛暑の夏も終わり、関東では過ごしやすい気温となっている一方、北海道では今シーズンの初雪が観測され、いよいよ寒い季節がやってきます。秋から冬にかけて、紅葉狩りや温泉旅行、ウインタースポーツなど、クルマに乗って遠方へ出かける方も多いのではないでしょうか。

 地域によって天候や路面状況はさまざまなはず。安全で快適にクルマでの移動を楽しむには、その季節や場所に合わせたタイヤ選びが重要になります。そこで今回は、急な積雪や路面凍結でも走れる、ヨコハマのスタッドレスタイヤ「アイスガード7」を装着して金沢まで行ってきました!

 この「アイスガード7」の特徴は、氷上性能(従来品に比べ+14%)と雪上性能(従来品に比べ+3%)のいずれも従来品よりも向上させているということ。これは一見すると当たり前のように感じるかもしれませんが、じつは両方をそろって向上させるのはとっても難しいことなんです。というのも、氷上性能の向上には接地面積を増やすことが必要=溝の面積が減る=雪上性能の低下に繋がり、一方の雪上性能の向上には溝の面積を増やす=接地面積が減る=雪上性能の低下に繋がるからです。

「アイスガード7」のトレッドパターンを見てみると、イン側とアウト側では異なったデザインをしているのがわかると思います。イン側には幅広のリブ、センター部分には縦長のベルトブロックを配置し、凍結した路面での発進や制動時にしっかりと接地するため、効果を発揮してくれます。一方のアウト側には互いに支えあう大型のブロックを配置し、ジグザグに刻まれた縦溝を採用。雪上コーナリング時のグリップと排雪に貢献してくれます。

 さらに、クワトロピラミッドグロウンサイプにより、50%摩耗時にサイプが太くなる設計となっていることで、「アイスガード7」はアイスガード史上最大の接地面積とブロック剛性の増加を果たしているのです。

 また、アイスバーンで滑る原因となる「氷上の水の膜」を吸い取って、氷に効くという性能向上に大きく貢献してくれるシリカ配合ウルトラ吸水ゴムが採用されているのも見逃せませんね。

 と、このように頼もしい「アイスガード7」を履いて、金沢までドライブのお供をしてくれるのは、スバルで人気のSUV、フォレスターでした。「アイスガード7」と4WDの組み合わせに心強さを感じたのはいうまでもありません。

 さっそく都内の一般道路からスタート。ハンドルを握りアクセルを踏むわけですが、走り出しからとても自然で軽快な走り、ハンドルやシートに伝わってくる感覚がノーマルタイヤと変わらない自然なことに驚きました。スタッドレスタイヤはノーマルタイヤよりも柔らかいためもたつきを感じやすいのですが、「アイスガード7」はそのようなレスポンスの悪さやもたつきを感じさせません。

 このまま都内を抜けて高速道路に入ります。

 合流の際に、グッと加速していきますがレスポンスも良くすんなりと加速してくれます。こういったときにも、スタッドレスタイヤ特有のもたつきや頼りなさも感じません。

 そして、このときに気がついたのは車内の静かさです。フォレスターの大きな車体にスタッドレスタイヤということで、ロードノイズは大きいかなと予想していましたが、そのことを忘れてしまうほどに静粛性が高いといえます。車線変更やカーブでのグラつきなども感じることなく、直進安定性も優れていて安心した乗り心地。ステアリングフィールがとても滑らかで、なんだか運転が上手くなったように感じさせてくれます。

 長野県に入るころには、雪が降り始めました。さぁ、ここからが本番です。

 どんどんと進んで行くにつれて、高速道路では冬用タイヤ規制もかかりましたが、「アイスガード7」はスタッドレスタイヤなのでもちろんそのまま走行できます。路面には雪が積もり降る量も多くなっていきますが、「アイスガード7」を履いたフォレスターは相変わらず安定した走りで、ヒヤリとするシーンもありません。また、タイヤがしっかりと地面をキャッチしてくれている感覚があるので終始安心して運転することができました。

 長距離運転はもちろんのこと、普段乗りなれない雪道での運転で不安が少ないというのは、疲労軽減に大きく貢献してくれると身をもって実感しました。

 日が暮れる頃には何事もなく金沢に到着~。金沢駅近くにある金沢茶屋さんに1泊。

 明日も素敵なドライブが楽しめるように早めにおやすみなさい。


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