教習所じゃ教えてくれない「危険の避け方」! 愛車も自分の身も守るちょっとした気遣いとは (1/2ページ)

この記事をまとめると

■周囲の交通状況に対して気遣いのあるテクニックを5つ紹介

■駐車場でのちょっとした配慮や運転中にできることを挙げている

■細かいことだが気を遣うことで事故やトラブルを避けることができる

ちょっとした気遣いでみんなハッピー

 運転歴が長くなってくると、教習所では教わっていないけど、「こうするとより安全に走れる、トラブルを避けられる」という自分なりのノウハウが蓄積されていくものですね。毎日走る道では、時間帯による流れなどの違いを考えて走るようになったり、駐車場ごとにベストポジションを見つけたり。

 今回はそんなノウハウのなかで、細かいけど誰にでもおすすめできる気遣いをご紹介したいと思います。

 まず、駐車する際の細かな気遣い。最初はガラガラに空いていた駐車場でも、自分が停めている間にとなりにどんなクルマが停まることになるか、わからないですよね。上手なドライバーならいいですが、なかにはちょっと不慣れな人もいるかもしれません。

 そのため、できる限り、曲がってバックしてきてぶつけられたり、ドアパンチされたりするリスクを避けるために、同乗者がいない場合には壁や柱のすぐ横の駐車スペースを選んで停めます。片側だけでも壁になっていれば、他車にぶつけられるリスクを半分に減らせることになりますね。

 一方で、私の場合は、助手席側に同乗者がいる場合には、なるべく左側が空いていたり、スペースに余裕がもてる駐車枠を探して停めるようにしています。自分はドアを開けるときに最大限の注意を払って開けますが、同乗者も同じようにしてくれるかどうか、わからないことが多いからです。子どもならなおさら。高齢の方も、うまく力が入らなくてドアを開けすぎてしまう場合があります。

 もし、左側のスペースに余裕が取れない駐車枠なら、自分が行くまで降りずに待っていてもらって、ぶつけないように開けてあげるようにしています。

 さらに、駐車枠がたくさんあって、前後でリヤ同士が向かい合うように停める駐車場では、後ろにミニバンや軽スーパーハイトワゴンが停まっている駐車枠はなるべく避けるようにしています。もし、自分が停めた後にそのオーナーがやってきて、バックドアを開けるような場合に、ミニバンや軽スーパーハイトワゴンのバックドアはかなり大きいので、万が一にもぶつけられる可能性がないとはいえないからです。

 もし、どうしても後ろがミニバンや軽スーパーハイトワゴンのところしか空いていない場合には、車止めまで下げずに少し後ろのスペースに余裕を持って駐車するようにしています。


まるも亜希子 MARUMO AKIKO

カーライフ・ジャーナリスト/2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
MINIクロスオーバー/スズキ・ジムニー
趣味
サプライズ、読書、ホームパーティ、神社仏閣めぐり
好きな有名人
松田聖子、原田マハ、チョコレートプラネット

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