一度気になるとムダに東京を徘徊したくなる! 東京23区の車道と歩道をわける「ガードパイプ」のデザインの多彩っぷりがスゴイ (1/2ページ)

この記事をまとめると

■東京都では区によってガードパイプのデザインが異なっている

■デザインがそうなった理由や種類についても紹介

■区によって全く違うデザインになっているのは面白いところ

区章をイメージしたものも多い

 普段から何気なく目にしている、歩道と車道の境界に置かれている「ガードパイプ」だが、そのデザインは国道や都道府県道、市区町村道など、「管轄の違い」によって異なっていることは、すでに多くの人がご承知だろう。

 だが東京23区内の区道に設置されているガードパイプは、区によってさまざま異なるデザインが採用されていることをご存じだっただろうか? ……って、たぶんご存じの人もけっこう多いですよね。テレビなどでも紹介されたことがある話なので。

 ということでここでは、東京23区内にある多種多様なガードパイプのデザインをご紹介するとともに、それらをなんとなく分類整理してみることにしよう。

 まずは「汎用型」から。これら特定の区だけで使われているデザインではなく、区をまたがって幅広く採用されているデザインのことを指す。直線基調のどうということもないデザインである場合が多いが、なかには、おそらくは「著名デザイナーが筆を取ったに違いない!」と確信できるステキな造形のモノもある。また、目黒区に多い「目」のような形をしたガードパイプはあくまでも汎用型で、他の区でも使われているものだが、目黒区は意識的に「目タイプの汎用型」を数多く設置しているとのことだ。

 次にわかりやすいのは「区章型」だろうか。区章すなわち「区のシンボルマーク」をそのまま、あるいは抽象化し、ガードパイプのデザインとしたタイプである。

 たとえば江戸川区の区章は、同区公式サイトによれば「エドガワの頭文字(エ)を躍進上昇する『ハト』に図案化し、かぎりない発展と平和を象徴したもの」であるそうだが、江戸川区内の一部のガードパイプには、この区章がほぼそのままの形状で埋め込まれている。ちなみにそのガードパイプの正式名称は「江戸川型ガードパイプ(B-1タイプ・ハト型)」というらしい。

 ただし、ここまでわかりやすいというか「そのまんま」なのは江戸川型ガードパイプ(B-1タイプ・ハト型)ぐらいのものだ。例えば中央区で見られるガードパイプは、区のシンボルマーク(東西南北へCを描きながら、調和のとれた未来都市へと発展する姿)をベースにしているように見えるが、そうではないようにも見える。まぁ複雑なシンボルマークをそのままガードパイプ化するのは困難であり、コストや強度の問題なども絡んでくるので、いわゆる抽象化したということなのだろう。

 また、渋谷区の区道で多く使われているガードパイプも、おそらくは同区の区章(渋という字をデザイン化したもの。昭和31年制定)がデザインのベースだと思われるが、きわめて高度な抽象化がなされている。そのため「ははーん、これは区章がベースだな」と気づくのはごく一部の渋谷区民か、あるいはガードパイプマニアだけだろう。


伊達軍曹 DATE GUNSO

自動車ライター

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町田 康

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