会員でなくてもJAFを呼ぶことは可能
でもJAFって、会員になっている人しか利用できないんでしょ? と思っている人も多いかもしれません。じつはこれらのサービスは、非会員でも利用することができます。ただ、2024年4月1日から料金改定があり、非会員の利用料金はかなり値上がりしました。
JAFの料金は、作業する場所が一般道か高速道路かによって別の設定となっていますが、まず利用する際の非会員の基本料が、一般道では昼間(8〜20時)が8380円、夜間(20〜8時)が1万480円だったところ、新料金では、それぞれ1万5700円、1万9630円と、ほぼ2倍に値上げ。牽引料は1kmあたり730円から830円(24時間同価格)と100円の値上げにとどまっていますが、バッテリーあがりは昼間が1万3130円だったところ、2万1700円に。スペアタイヤへの交換(1本)は、昼間が1万1230円だったところ、2万1700円へと値上げされています。
でも、非会員でもJAFは呼べるのです。トラブルで困ったときにはお金よりも人命や時間が優先だという人は多いですから、来てくれて修理してくれ助けてくれるだけでもありがたいものかもしれません。
ただ、上記のサービスすべて、JAF会員になっていれば無料です。牽引サービスも、これまで15kmまでは無料でその後は1km超えるごとに730円だったのが、新料金では20kmまで無料で1km超えるごとに830円となりました。もちろん、JAFは車両ではなく人に対してのサービスなので、その人が愛車を複数台持っていようと、バイクを持っていようと、たまたま同乗した車両にトラブルが発生した場合でも、ひとり分の会費ですべて無料ということになります。
JAFの会員には個人会員、家族会員、法人会員の3タイプがあり、個人会員の場合は1年+自動振替を申し込むと6000円のところ500円割引で5500円に。2年、3年、5年一括払いもあり、それぞれお得になっています。家族会員は、個人会員と同居または生計を一にする家族であれば、1名2000円で会員になることができます。
会員になると、ロードサービスだけでなく日常のなかでもちょっとした割引やお得なサービスが受けられるのもJAFの魅力。ファミレスやカフェ、テーマパークやカラオケ、クリーニング店やメガネ店、スポーツ用品店など、さまざまな分野でJAF会員割引が充実しています。それらを駆使すれば、年会費を取り戻すことも可能というくらいの充実ぶりです。
とはいえ、愛車が故障するかどうかわからないのに年会費を払うのはちょっと……と抵抗のある人は、ひとまず「非会員でもJAFは利用できる」ということを頭に入れておくと安心ですね。