昭和生まれのアクティブオヤジ感涙! かつてSUVがRVと呼ばれていた時代にイケてた懐かし装備たち (2/2ページ)

どの装備もいまではほぼ絶滅……!

 かつてはRVの神器として装備されていた(オプション含む)3連メーター、つまり(水準器/傾斜計/標高計or方磁石)も絶滅危惧装備となっている。SUVの商品性、方向性がアーバンに向かっていることもあるし、あってもめったに使うことがないのも事実で、あったとしてもいまでは各種センサーによってディスプレーのなかで表示ができるからである。

 そうそう、かつてのRV、SUVでは当たり前の装備だった左フェンダーに生えたきのこミラー(ボディ左側面を映し出すミラー)や、リヤアンダーミラーもいまでは過去の装備になりつつある。それもそのはず、いまではカメラの装備が当たり前になり、ディスプレーで車体側面、リヤの画像を映し出してくれるからだ(車体側面の画像は速度制限があったりする)。

 360度センシングのSUVも少なくなく、また突起物をなくす考え方もあり、とくに車体後部を映し出すリヤアンダーミラーに関しては、いまではリヤカメラの装着が義務化(新型車は2022年5月から、継続生産車は2024年5月から)されたこともあって、過去の装備となっているのだ。

 最後に、かつてRV、SUVにあった「今は昔の装備」、ボディ形状の例を挙げると、たとえば1995年に登場した初代ホンダCR-Vのパーキングレバーは旧車さながらの、平成以降生まれのレバー式または電動パーキングブレーキに慣れたドライバーならそれがなにか判別不可能な(!?)、T字型スティック式だったのだ。

 そして初代スズキ・エスクードには、なんといまのアウトドアブームを先駆けた(!?)電動シャワーなるものまで用意されていたのだから衝撃的だ。また、ボディ後部がトノカバー仕様のハードカバーボディだったり、折り畳み幌仕様もあった(つまりラゲッジ部分がオープンカー!?)異色SUVのいすゞ・ミューも懐かしい。


青山尚暉 AOYAMA NAOKI

2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員

愛車
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアント
趣味
スニーカー、バッグ、帽子の蒐集、車内の計測
好きな有名人
Yuming

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