電光掲示板はリアルタイムの渋滞情報を提供
そして、高速道路には電光掲示板も数多く設置されている。これは「道路情報板」と呼ばれるもので、前方の渋滞や工事、事故や落下物、そして所要時間などの情報をリアルタイムでドライバーに伝えてくれるというとてもありがたいもの。それらの情報はそのままの意味をもつために誰にでもわかる内容であるのだが、ときおり緑色や赤色の三角マークが表示されることがある。その三角マークが持つ意味を知らない人は、意外と多いようだ。
この三角マークは、渋滞の状況を教えてくれている。緑色の場合は渋滞が減少傾向にあることを意味し、赤色の場合は渋滞が増加傾向であるということを伝えている。この表示を参考に、ルートや予定の変更ができるのだ。あまり知られていないことかもしれないが、この三角マークはとても重要な情報源なのである。
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信号機や交差点などが存在しない高速道路には、一般道ほど標識の数は多くない。しかし、そのすべてが大きな意味をもっている。高速で走行するために、分岐点であるジャンクションやインターチェンジ、サービスエリアなどの休憩施設までの距離情報を手前から設置しているのだ。
にもかかわらずギリギリになって車線変更をして割り込む乗用車を度々見かけるが、彼らはなにを見ながら運転しているのだろうか。1台でも先に進みたいほど急いでいるのかもしれないが、そんな危険な行為を働いて事故を起こそうものなら目も当てられない。そして、高速道路で事故をおこしてガードレールなどの設備を破損させようものなら、大きな賠償責任を背負うことになりかねない。高速で走るからこそ、普段よりもゆとりをもって高速道路を活用したいものである。