イマドキの若者は電話も苦手なら「対人商談」も苦手でクルマを買うのを躊躇! 新車ディーラーでの「無人購入」も現実味を帯びてきた (2/2ページ)

完全に無人でクルマが買えるようになるのはまだまだ先の話

 そのような話をセールスマンとしていた時に、「いまどきの新車購入ならAIでも十分対応できるので、我々もやがてお払い箱になる」と聞いたのであった。

 実際、すぐにセルフ感覚で新車が買えるかといえば、新車の新規登録システムの基本が昭和のままなので、印鑑証明などどうしても紙ベースの書類が残ってしまうし、個人間売買が発達していない現状では、いままで乗ってきたクルマは新車購入先へ下取りに出すことが多くなるので、査定もひとの手が必要となる。

 だが、画面タッチなどで希望の仕様を絞り込み、さらに納得のいく購入条件となった段階で、待機しているスタッフが内容確認や手作業が必要なことを実施して商談成立、くらいにはなるかもしれない。少し時間が経てば下取り査定もAIによる機械化が進んでいくかもしれない。

 大部分が機械化されれば、ディーラーの閉店時間や定休日にもショールームを訪れ、予備入力しておいて後日ディーラー側で最終確認して契約成立という流れも可能なので、「買うぞ」と気構える必要もなく、もっと気軽に新車を買うことができるようになるはずだ。

 もちろん高級ブランドは店頭サービスも込みでの車両価格となるので、従来のひとの手がメインとなる売り方となるだろう。

 スーパーのようにセルフレジを設けながら有人レジも残すといったオペレーションを経て、新車も無人で買う時代となるのは、そんなに時間のかからないことかもしれないと考えられる。


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小林敦志 ATSUSHI KOBAYASHI

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渡 哲也(団長)、石原裕次郎(課長) ※故人となりますがいまも大ファンです(西部警察の聖地巡りもひとりで楽しんでおります)

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