この記事をまとめると
■日本人はクルマを大切にする傾向にある
■それゆえさまざまなクルマ関係のアイテムが存在している
■最近見かけなくなったアイテムを振り返ってみた
正月にはクルマにしめ飾りをつけていた
昭和の時代から文明の発展に大きく貢献してきた日本の自動車たち。かつては自動車大国と呼ばれたほどに、日本の高度成長と自動車は切っても切れない関係にあったのである。近年では若者の自動車離れも囁かれているが、それでも日本の自動車比率は各国を例にしても高い方ではないだろうか。
そんな日本人は、とにかく自動車を大切にするという傾向にある。欧米では「フロントバンパーはぶつけるためにある」と認識されているが、日本人の多くは小さな傷ひとつでもすぐに修理に出し、美しさを維持しようとする。自動車を好んで改造するような筋金入りの愛好家たちは、自動車のわずかな傷が心の奥深くまで突き刺さってしまうのである。
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そんな日本であるが、昭和の時代では見られたのに現代では見られなくなったというものがいくつか存在する。代表的なのは、お正月に飾られる自動車のしめ飾り。こちらは交通安全を祈願するために存在するもので、ホームセンターなどではいまでも販売されているものの、実際に取り付けているクルマを見かけることはほとんどない。昭和の時代では当たり前のように取り付けられていたしめ飾りが、いつのころからか姿を見せなくなってしまったのだ。その明確な理由は不明だが、おそらくオシャレなデザインに進化した自動車とは不釣合いだと考えるようになったのだろう。
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そんなしめ飾りは縁起を担ぐためのアイテムだが、そのほかにもさまざまなアイディアパーツが存在していた。